見出し画像

Spectrum Tokyo Festival 2024

Spectrum Tokyo Festivalに初めて参加してきました!


参加目的

  • ネットワーキングと知識の共有
    同じくデザインに関心を持つ人々と意見を交わし、新たな視点を得る。 事前情報としては、フェスティバルの要素が強く、交流の場が多くなる印象だったので、以前参加したDesignshipよりも積極的に繋がりを作っていきたいなと考えておりました。

  • 業界トレンドの把握
    デザインやマーケティングに関する最新のトレンドや未来像を知ること。SaaS分野におけるデザインの役割や、他業界の新しいアプローチを学ぶ。

  • 自分のキャリアやスキルの方向性を見つめ直す
    イベントでの発表やディスカッションを通じて、自分のデザイン観やキャリアビジョンを再考する。

  • プロジェクトへの応用アイデアの獲得
    現在の仕事にすぐ役立つ具体的なアイデアや手法を学ぶ。
    SaaSマーケティングで使えるデザインの工夫や新しい表現手法に注目する。

  • デザインの本質的な価値を再確認する
    イベントで共有される価値観や事例を通じて、デザインの社会的役割やビジネスへの影響を再考する。

印象に残ったコンテンツ

①「コンポーネント図鑑」を通じて目指す初めてのUIデザインを楽しむキッカケつくり

スピーカー:伊藤 寛人さん、視伝研 |デザイナー
Xアカウント:Twitterいとーひろと (@ih_creative12) on X
note:note(ノート)視覚伝達情報設計研究室|Yamashita Angelica|note

【内容】

コンポーネント図鑑を作成する中で得た気づきやコンポーネントに悩んでいた登壇者がどうその悩みを克服していったのかなどについてお話しいただきました。

【印象ポイントと感想】
発想力、分析力、行動力の重要性を再認識し、若いながらも素晴らしい成果を上げていることに刺激を受けました。自分が感じたこと(「OSのガイドラインで紹介されているコンポーネント複雑で難しいな。。」)を抽象化して好きなもの(ポケモン図鑑)と組み合わせることで自らのモチベーションも上がるし、その分、分析も捗って解像度も上がるのでアウトプットのクオリティに繋がるのだなと感じました。デザイン業務にも十分に応用できると感じ、このような発想でクオリティを向上させる必要性を再認識し、大いに刺激を受けました!
また、楽しそうに語っていたので、シンプルに楽しいセッションでした!​​


②成功するデザインの基盤は?実例から紐解く、共感の重要性

スピーカー:栃尾 行美さん株式会社グッドパッチ|クリエイティブディレクター
Xアカウント:TwitterTochio (@tochio193) on X

【内容】
食材宅配サービス「コープデリ 宅配アプリ」のリニューアル事例を通じて、共感を基にしたデザインがユーザーにどんな価値を届け、クライアントのビジネスにどんな影響を与えたのか。具体的な手法も含めた内容になっておりました。

【印象ポイントと感想】
なぜファンが必要なのか?というところからしっかり言語化されていて聞きやすかったですし、実例の話だったので、説得力もある内容でした。
プロダクトのデザインに直接関わっていないのですが、愛されるブランド(プロダクト)にするためには、価値や魅力を伝えるためのコミュニケーションデザインまで一貫して行う必要があるという話を聞いて、改めて自分の仕事へのモチベーションが高まりました。様々なプロダクトがあり、機能面だけでの差別化による販売拡大は難しいのが現状だと考えております。だからこそ、自社サービスのWebサイトやイベントなど、弊社に関わるタッチポイント全てに対してデザイン部分への投資(磨き込み)が必要であると考えて日々仕事に取り組んでいますが、そんな中でこの話を聞けたのは改めて励みになりました。

話は少し逸れますが、グッドパッチさんのブログはよく読ませていただいています!いつもありがとうございます。↓
Goodpatch グッドパッチ|デザインの力を証明するGoodpatch Blog グッドパッチブログ


③成長する組織のナレッジベースのつくりかた:知識基盤のデザインとメタデザイン

スピーカー:埴生 孝慈さん、株式会社スタディスト|プロダクトデザイナー/Product Ops Lead
個人サイト:MediumHANYU, Koji – Medium
サービスサイト:株式会社スタディストトップページ - 株式会社スタディスト
資料データ:gaussbeam成長する組織のナレッジベースのつくりかた_知識基盤のデザインとメタデザイン

【内容】

Notionを用いたナレッジベース基盤構築に関する実践的で有益な内容を下記の3部構成でお話ししていただきました。
1.知識基盤のデザイン:情報設計と境界の見極め方
2.知識基盤のメタデザイン:利用者の巻き込み、アイデア創出と還元、運用の定着
3.組織へのインパクト:コミュニケーションとプロセスへの意識の変化

【印象ポイントと感想】
開発組織ベースのお話ではあったのですが、間違いなく自分が所属しているマーケティンググループにも活かすことができる内容でした。社内の他のチームから「イマイチ何をやっているかわからない」という声があったり、グループ内でも専門分野が別れているので、お互いにやっていることの理解ができていない状況もあったりします。そんな中でナレッジベースもないので、日々の会話や週報などを見てお互いにやっていることや知識をなんとかインプットしている状況です。
今回のお話を参考に、 ナレッジベースを構築することで、グループ内の相互理解とコミュニケーションの活性化が進み、それが他部門にも伝播し、連携が深まり、最終的には社員・会社の成長につながるサイクルが生まれると考えました。
また、このセッションの最重要ポイントとして、「しくみ自体も成長する。まずは形にして、育てよう」というマインドのお話しがありました。ふとした時に完璧な状態を目指そうと時間をかけて制作作業を行っている時があります。ナレッジベースなどの仕組みを作る際にも小さくはじめて、どんどん育てるというマインドを忘れないようにしようと改めて思いました。


④noteらしさを支えるデザインの力と、その先にあるサービスの価値

スピーカー:宇野 雄さん、note株式会社|執行役員CDO
登壇資料サイト:宇野雄 / note inc. CDOnoteらしさを支えるデザインの力と、
その先にあるサービスの価値|宇野雄 / note inc. CDO

【内容】

noteがどのようにデザインの力を活かしサービス価値を創出しているのかを具体的な機能やデザインの例を通じてご紹介するとともに、それらの要素が事業にどのような影響を与えているのか、成功と課題も含めてお話ししていただきました。

【印象ポイントと感想】
noteは4年前くらいから利用させていただいているのですが、イラストが変わったり、UI/UXが変わったりと少しずつ変化してきているのを身近に感じておりました。その変化の裏側を知ることができて、かなり前のめりに話を聞いておりました。
個人的に、もっとも印象に残った話は下記です。 「つまりは「愛される」という感情的価値自体は、noteの本質的価値につながっており、そこが源泉になっているからなんですね。 なのでnoteにおいてのデザインは愛されるための手法であり手段。そこを作り上げることが事業の土台であり価値であると考えているためです。」

デザインを考える際、感情的価値を忘れ、機能的価値(理性)を最重視してしまうことがあります。しかし、感情が人間の行動の主要な動機付けであることを忘れてはならず、これはプロダクトデザインだけでなく、すべてのクリエイティブデザインに当てはまると考えます。どうすれば、弊社プロダクトの機能的価値だけではなく、感情的価値を最大化して届けることができるのかを考えて、クリエイティブに取り組んでいきたいと改めて思えるお話しでした!
noteさんはイベントの協賛企業としてブースも出しており、気さくにお話ししていただけたのもすごく充実した時間になりました。ありがとうございました!
↓このサイトも勉強になるので添付しておきます。
note designnote design

全体を通した感想

イベント名にもあるように、フェス感が強く、お酒を飲みながら話をしている人やDJがいてノリノリなミュージックが常に流れていました。海外の方も多く、カンファレンスというよりかは、交流の要素が強かったように思います。
対話を通して、学びや気づきを得られることができたのはとても刺激になりましたし、改めて頑張ろうと思えました。
そんな中ふと思ったのが、1人で来た人同士が繋がりやすいように、1人で来た人がとりあえず誰かと繋がる・雑談できるコーナーがあればいいなと感じました。僕がイベント主催するなら作るなーと考えてました。すでに出来上がってるグループに1人で乗り込んでいくほど積極的ではない方も少なくないはずです。あればよりつながりが増えて交流の要素を強めることができるなと感じました。

最後に、その他感じたことや今後のことを箇条書き

  • 1週間後のアーカイブ動画を視聴し、さらに学びを深め、この記事をブラッシュアップする。

  • 感情的価値を取り入れたデザインを考えてみる。

  • 読む:https://note.com/yuki_doro/n/n7c2c84162679?sub_rt=share_b

  • ナレッジ共有施策考える。

  • 海外デザインと日本デザインを比較する作業は面白そう。

  • いつかこういうイベントにも会社として出展したい。

  • ツールの使い方や「そもそもそんなツールあったんだ!」みたいな気づきも結構得られる場であったので、やはり社外の方との対話って大事だなと感じた。

素敵な装飾でマスコットキャラクターのシンエンくんもかわいかった
LOVOTがかわいすぎた

いいなと思ったら応援しよう!