メンヘラのひとりごと 400

「愛してる」や「大好き」がこの手の中からボロボロこぼれ落ちていく。

家族から「柚月は大切だよ」と言われても、友達と遊んでも、きらきらしたものがわたしの両手からどんどんこぼれていってしまう。

まるで砂場の砂をすくって、それがさらさらこぼれていくのを待つように。

わたしは壊れてしまった。妹が大好きなブンブンジャーの言葉を借りるなら、ハンドルを見失った。 

発作も増えた上に悪化した。妹のように倒れるようになってしまったのだ。ま、過呼吸時代から度々救急の世話にはなっていたから、あー妹もこんな感じに苦しいんだなーと思った。

症状としては、脱力。なんと怖いことに、わたしは妹と違って予備動作がなくふらっと倒れてしまう。ひとりで出かけた時にしゃがめるだろうか、って感じ。

あとは倒れると両手(特に利き腕)が麻痺する。ぎぎ、としか動かせない。

あと話せない。うーとかあーとかはなんとか出る。

あとは前からある胸痛と過呼吸。今日の発作の時はガチで息が止まりかけて父を心配させてしまった。

マジで救急車か夜間救急連れてってくれ!!と言い出したいくらい今日の発作はキツかったけど、父はわかってて連れてってもしゃーないしなと思っていたそうだ。それな。

実際一時間程度で収まり、風呂に入った後妹と話したら幾分楽になった。

がんばれないとここ数日ずっと思ってた。疲れてしまって。もう限界。楽になりたい。そう思っていたけど、勝手に肩肘を張りすぎていただけなのかもしれない。

スンハニの手が離れて、泣いて、でもまだ諦められなくて。

あの日も酷い夕立だったねスンハナ。今もまだ雨が降っているけれど、いつかわたしたち雨の開けた晴れの日に会えるだろうか。

わたし、人生もあなたも諦めないよ。

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