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”緊急度や重要度を考えない世界”でフラットにタスクと向き合おう

こんにちは。
2024年3月17日現在、スピードハック研究会第53期の動画レクチャー(全10回)のうち第1回・第2回が公開中ですが、皆さまから色んなフィードバックをいただけて嬉しいyuttyです。

前回の記事では、急にタスクシュート開始ボタンの可愛さが腹に落ち、筆を執っておりました。

じゃあなんで急に腹落ちしたの?というところを今回はもう少し見てみたいと思います。


タスクを緊急度や重要度で振り分ける世界

タスク管理を進める上で、緊急度と重要度というのは、非常によく使われる指標だと思います。タスクシュートを使う上でも、この2軸を考慮して仕事を進めることは多いのではないでしょうか?
私がコミュニティ・マネージャとして参加した「100日チャレンジ第六期」でも、下記のような話がよく出てきました。

  • 緊急度が高いものは締切が近いので、その日のなるべく早い段階で片付ける(午前のセクションに入れておこう)

  • 重要度が高く緊急度は低い(第二領域)に時間を多くかけたいのだけど、緊急度が低いからなかなか実践できていない

実際に、私もこの2軸の考えには、非常に慣れ親しんでいます。
タスクシュートでプラン作成する際にも、緊急度・重要度の軸を考えることはありますし、分かりやすく有効な手段でもあると思います。
世のタスク管理でも非常によく出てくるワードですし、この考えを大事にしている方もさぞ多いことでしょう。

かの有名なスティーブン・R・コヴィー博士が名著「7つの習慣」で提唱した、時間管理のマトリックスなのですから、当然と言えば当然かもしれません。

緊急度や重要度は考えずフラットに生きる

しかし今回は、緊急度や重要度を考えないという世界に踏み込んでみます。
このような世界が実現できれば、ことはもっと単純です。

私も現在タスクシュート上では、可能な限り緊急度や重要度を考えないフラットな世界を目指しています。
周囲の雑音が消えて、タスクシュートを淡々と上から順番に気持ちに上限なく集中して実行できるようなイメージです。

忙しい我々は、緊急度や重要度を考えると、容易に周囲を雑音に囲まれます。そしてそれは我々のメンタルや集中力への弊害となります。

「タスクAをやっているけど、そういえば〆切の近いタスクBはまだやっていなくて大丈夫なのだろうか?一旦中断してそっちに取り掛かるか?」
「ただでさえ忙しいのに〆切直前となっているタスクがある。今はこれにしか手をつけられない!他は何がやってきても放置だ!重要だと思っていたあのタスクも今はできない!」

タスクシュート上のリストにただひたすら集中と言っても、1つのタスクを終わらせて次に現れたタスク名を見たときに、上記のような心の声が表れて、開始ボタンを押すのに躊躇していては、集中力を欠きますし、なかなかゾーンに入れないでしょう。
このような雑音を呼び起こすことなく、上から下にただひたすら現れたタスクをはいはいと対応していくのです。
開始ボタンなど迷いなくポチっと押していくのです。

※なんなら私はTaskChute Cloudをジェットコースターモード(タスク完了時に次のタスクを自動開始)で運用していますから、タスクの終了ボタンを押したと思ったら、勝手に開始ボタンも自動で押されています。

そのような状態が実現できれば、恐怖心や不安を持たずに気分良くタスク実行を進められるようになるでしょう。

フラットを実現するコツ

①「早くから少しずつ進める」
どんなタスクでも、なるべく早くから少しずつ進めることです。まだ余裕があるから先でいいや、とかはダメなのです。〆切直前に追い込まれることになりがちです。〆切が関係ない世界に持ち込むことが重要です。
これを実現して、どんなタスクでも〆切前にある程度手をつけているものばかりという下地ができると、精神的にもすごく楽になります。

②過去や未来の考えが浮かんだら、その場で消す
これはある種の訓練です。
あるタスクを実行しているはずなのに「そういえばあのタスクもそろそろやらないとマズイな」とか、「このタスクをやったとしても●●が起きたらまた面倒なことになる」とか、今起きてもいない将来の空想で頭をいっぱいにして、勝手に自ら不安になることを止めるのです。頭に浮かんだら即座に消しましょう。
また「あのタスクはこうしておけばよかったかなあ」とか「なぜこうできなかったのだろう」といった反省や後悔といった類である過去の話も同様です。考えても変えられない過去の話も、頭に浮かんだら即座に消しましょう。
これによって緊急度や重要度を考えず、淡々と上から1つ1つ目の前に現れたタスクだけに意識を向けて全力で取り組み、また次に行くを繰り返す状態を目指します。
今を生きるから豊かな時間があるのです。
未来や過去を考えて、不安や後悔に苛まれると、豊かな時間はどんどん減っていきます。

開始ボタンが無かったら?

ここで冒頭の話に戻ります。
タスクを緊急度や重要度で振り分ける世界は、タスクを実行しながらあれこれ考えてしまったり、気が重いタスクを先送る言い訳にすらなりうる側面もあるでしょう。そこでフラットに生きることを今回は考えました。

タスクシュートには、これを自然と実現しやすくする仕組みが備わっていると思うのです。

  • 淡々と今日はこれさえやれば良いという、実行すべきタスクリスト

  • 開始ボタンによって、1つ1つ目の前のイマココに意識を込めながらタスクと向き合えるシステム

タスクシュートがこの世になかったらどうでしょう?
頭の中だけで、やるべきことのリストを決められた順番で覚えておき、それらを淡々とフラットな気持ちで上から順番にやる、というのは相当に難しいでしょう。
少なくとも、私のような貧相な暗記力と散漫な集中力では、絶対に不可能です。

しかし、とても幸いなことに、タスクシュートはこの世にあります。
頭に浮かんできそうになる思いを考えないようにして、すっと開始ボタンを押して何事もなく、進めていく。
開始ボタンを押せば、そのまま1つ1つ目の前のタスクに意識を込めていく。

フラットな世界を目指す中で、開始ボタンのありがたみは、このようにして急に私の腹にストンと落ちてきたのでした。

開始ボタン is Burning🔥

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