北川悠理が歩んだ5年間ー新しい色・光は愛ー #悠理ちゃんとってもありがとうございました

2023年6月30日18時48分
今、この時間に書き残したいことができたので急ぎ、このNoteを書き始めた。
以下メンバー名に関しては、敬称略にて記載させていただくことを予めご了承いただきたい。

私の乃木坂46の推しメンと言えば、北川悠理。

<プロフィール>
北川悠理:2001年8月8日 アメリカ・カルフォルニア州出身
慶応義塾大学経済学部第4学年在籍中(慶応義塾へ高校から進学)
英検1級保持
高校2年生在籍中の2018年8月19日 坂道合同オーディションに合格
2018年12月2日乃木坂46に4期生として配属発表<同年12月3日お披露目>
以降、アイドルグループ 乃木坂46 に所属

2023年5月22日、2023年6月30日をもって乃木坂46を卒業することを発表
乃木坂46北川悠理公式ブログ 2023年5月22日16:00 大好きなみなさまへ

2023年6月30日 乃木坂46 より卒業



彼女のプロフィールを簡潔にまとめるとこうなる。
万人のアイドルファンからの指標となるといえるものを書き加えた場合、

「秋元康プロデュースグループ恒例の『選抜』選出回数:0回」

という1行の文章が添えられるぐらいであろう。

彼女にとっても、乃木坂46にとっても、この5年間は非常に濃い5年間だったといえる。
この5年間であったことを断片的ではあるがまとめると

  • 生え抜きである1・2期生が年々卒業<公式上では、2023年2月26日:秋元真夏卒業/実際には、2023年5月18日:齋藤飛鳥卒業をもって3期生以下のメンバーのみの在籍>していったことに伴うグループの世代交代

  • 坂道研修生から4期生に「新・4期生」という枠で5名が追加加入

  • 新型コロナウイルス蔓延に伴う活動制限

  • 選抜外4期生メンバーのアンダー枠への合流

  • 5期生の加入

特にこの数年でそれまでのエース級のメンバーも含む1・2期生の大量卒業は、祝うべきことでもあった一方で、グループにとっては大きな転換点になっていたといえる。

加えて、北川悠理の場合、

  • 学校での人間関係の悩み<加入前から高校時>

  • 学業との両立<慶応義塾の進級基準はかなり厳しく、仕事の合間に授業に少しでも出席、学校終了後にライブリハーサル参加、学業・体調不良に伴うライブ欠席etc./乃木坂加入時の親との約束が「学業との両立」>

  • 選抜になかなか「昇格」できない

というある意味、ジレンマに置かれて過ごした時期であったといえる。
特に1番目の悩みは、今の「北川悠理」を作り上げた根幹となったといえる(なぜ、その結論に至ったかは後に記すこととする)

ただ、そんな中、北川は「乃木坂46」という場所に次の3つの足跡を残した。


①先輩たちが口を揃えて言う「独特の雰囲気の子」→“白”のカラフル化・新たなステップの開拓

北川のことを訊かれた彼女の先輩たちは揃ってこう言う
「独特な雰囲気を持った子」<参考:1

その理由は、北川自身が成人式の時のインタビュー〈参考:1〉で述べているコメントを紐解いてみると見えてくるのかもしれない。

北川はこのインタビューコメントからも解るように、「のびのびと生きてきた」「日常の幸せを感じることができる」人である。
つまり、彼女は実に「フラット」どんな色にも変われる「白」なのである。
今の社会において、その様な人は実に稀有な存在であろう。だから、前述の先輩たちのコメントが出る。
そんな彼女は、「白」であるからこそ、自分の意思で変化を出していった。

ある日こんなWeb記事が出た。
生演奏・生歌唱が心にしみた『乃木坂スター誕生!』北川悠理は番組のキーパーソンかも(左藤豊) https://entamenext.com/articles/detail/15623

北川が出演した乃木坂スター誕生!2ndシーズンの音楽スタッフであるカンケ(柏崎三十郎)氏は冒頭に示したこの記事に触れるにあたり
「北川はよくふらっと来て『○○をやってみたいんですがどうしたら良いですかね』等相談してくる。非常に能動的で勉強熱心で素晴らしい。」

https://twitter.com/everestsound7/status/1483861431162671105?t=XGnv7h3F9C04hxMOEJXyKw&s=19

と述べている。
北川が色々な番組でよく制作スタッフに自身の研鑽のため、アドバイスを貰いに行っていることは、佐藤璃果との雑誌のインタビューにて話が出ている。<参考:光文社Platinum FLASH Vol.16(2021)p.52>
北川のこの姿勢が、彼女の要望に対して制作側スタッフが動いてくれた要因であると私は考える。
これが結果として掛橋沙耶香とのフォークデュオ「譚」(曲名:空の泣きまね)
林瑠奈とのラップユニットからの4期生初のユニット曲「アトノマツリ
につながっているといえる。
ある意味、乃木坂46に新たな風の吹かせ方を歴史として刻み込んだといえる。

②“優しさ”の継承

北川の話をする上で決して欠かしてはいけないものがある。
それは彼女とメンバーとの関係だ。
彼女は、選抜歴0の非選抜のメンバーでありながら、選抜常連であった卒業生の先輩とのエピソードが大量に出てくる。しかも、全てが逸話級である。
〈詳しくは「北川悠理 ○○○○(卒業生の名前)で検索すると出てくるのでそちらをご覧いただきたい〉

主な卒業生としては

  • 白石麻衣

  • 高山一実

  • 松村沙友理

  • 堀未央奈

  • 齋藤飛鳥

etc. 
北川はそれぞれの先輩から優しさをもらってきた。

そして、1期生で「御三家」の1人と呼ばれ、今は完全に芸能界を引退された先輩とは、直接の接点はないものの、その先輩のソロ曲「ないものねだり」を通して、乃木坂加入前に支えられていたという。〈参考:1

北川さんは、まさに乃木坂の「優しさ」に触れ続けてきたメンバーである。
彼女は先輩たちのように優しい人なりたいと昔語っている。〈参考:1

そして、その北川の立ち振舞いに感謝しているメンバーもいる
先述したように、4期生には坂道研修生として研修期間を過ごし、乃木坂46に遅れて加入したいわゆる「新4期生」と呼ばれるメンバーがいる。
ただ、運営側は先発加入組と後発加入組「新4期生」を区別するつもりはない。
そんな少し特殊なメンバー構成であるがゆえに、やはり現場サイドではメンバー同士の壁もあったことが先発加入組の北川と後発加入組の佐藤璃果のインタビュー<参考:光文社Platinum FLASH Vol.16(2021)p.52>の中で明らかになっている。
そのインタビューの中では、新4期生は加入直後、メンバー同士の距離感がつかめなくて、先発加入組の4期生に対して敬語を使っていたことが語られている。
佐藤璃果はそのような状況下での北川のある行動で助けられたと語っている林瑠奈弓木奈於もそのことをしっかりと覚えていて後に語っている。
北川が行ったこのアクションは、研修生として少し遅れて合流した新4期生を含めた“4期生全体”の内部分裂を明らかに阻止した一因であるといえる。
過年とある出来事が起こった際にも、彼女は裏でアクションを起こしていた。
北川さんにとっては、常に「自然」で「優しさ」に溢れた人であるからこその直感でのアクションであったのだろうが、それが間違いなく“今”を形成している
彼女は直感で正解を導きだしたのだ。

そして、5期生の川﨑桜も同じく、北川の行動に助けられている<モバメの内容につき、詳細は控えさせていただく>。

彼女は次の世代に「優しさ」を伝承したメンバーである。

③圧倒的な感性と表現力

で述べたように、北川は、「白」であるからこそ、自分の意思で変化を出していけるメンバーである。
その点が、唯一無二の才能であるといえるのは「白」であるからこその圧倒的な感性とそれを表現可能にする表現力である。
北川の感性はよく「北川ワールド」と称される。
ただ、彼女の感性は非常に繊細であり、圧倒的だ。

それはライブでのパフォーマンスでも、北川のことを直で観た者を圧倒し、惹きつける
過去の乃木坂46を分析することで、歴代の先輩=乃木坂46の表現力を総結集し、そこから新たな”力”を生み出し、観客を圧倒してきた
惜しむべくは、そのパフォーマンスを生で観ることができる機会が皆無となってしまうことであろう。
ただ、北川のパフォーマンスを自身のパフォーマンスに昇華させて、新たな境地に立とうとしている4期生・5期生メンバーを先日の32thアンダーライブ目撃したという点で、北川は乃木坂46のバトンをしっかりと「次の世代に繋いだ」といえる。

そして、その感性を表現できる日本語力は、正直、変な大学の文学部の教員や小説作家より遥かに上だ。
あの南こうせつさんでさえ乃木坂スター誕生!2ndシーズンでゲスト出演した際に「あり」「凄い」と述べている。
それは北川さんの公式BLOGを読んでもらえばわかると思う。
彼女の感性と文章は人の心を動かす

同期の清宮レイさん・松尾美佑さんはパーソナリティを務めるラジオ番組内でそんな北川さんを「次元の1超えした方」「すごい方」「イジってはいけない」「天才」「Genius」と称している。
<参考:ベルク presents 乃木坂46の乃木坂に相談だ!|#33 清宮さん みかんを一日〇〇個食べる!?|AuDee(オーディー) 10:30~>

「譚」やラップユニットのように、企画力も含め、北川は圧倒的な感性に基づいた発想力も凄い
そんな、彼女の圧倒的な感性と表現力は、今回、卒業するにあたって乃木坂46に+1を生み出すこととなった。

なんと、卒業のラストプロジェクトとして北川が脚本を書き、出演する「映画」を制作するというはっきり言ってウルトラS級の難度のことを実現するとなった<卒業日にブログにて発表>。

https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/101602?ima=0525&cd=MEMBER

敢えて言おう、異例中の異例である。

ただ、その経緯をこの北川のブログの文章から紐解いていくと、
加入前から学校での人間関係の悩みが
今の「北川悠理」を作り上げた根幹となったといえる。
それは初めて明かした北川自身のファンへの”想い”と

「人は多分、自分で思っているよりも繊細な生き物だと思うから。
日々を生きる中できっと傷は付き物なのです。傷つかない人は、多分いない。」

お知らせ! URL: https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/101602?ima=0525&cd=MEMBER

という”人間観”から見て取れる。
これは21歳の大学生が普通、述べることができるものではない。
その時期を北川さんよく乗り越えましたね。
<逆説的に言うとこれを感じさせてしまった筆者と同じ教員よ、向き合うことを忘れていなかったかい?>

北川はそして自分には何ができるのか、卒業で悲しむ人のことまで考えて、
彼女自身を救った”乃木坂46”が別の誰かを救うことができるように
「帰ってこられる場所を作る」「居場所を作る」
と。
それが乃木坂46北川悠理のラストプロジェクトだと。

人生、相手に勝った負けたではないけれども、「北川悠理」という人物には絶対に誰も勝てない。

まとめ
北川悠理という人物は、「4番目の光」である自身の役割を全うした優秀なメンバーであったと共に、優しさの「奇跡」が生み出した人間である。

「新しい色を放つ光は、愛となり誰かの心に」

北川悠理さん、ご卒業おめでとうございます。
北川悠理さんの映画楽しみにしております。