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ライター塾5回目の振り返り

江角さんにインタビューをして・記事を書いてみての感想シェア

前回出た課題は、定例のレポート記事と自己分析ノートに加えて「江角さんにインタビューして記事を書く」だった。
実際にインタビューをしてみて、またそこから記事を書いてみた感想をシェアすることから始まった。

みなさんのシェアには、同感もあったけれどそんな視点があるのかという、尊敬の気持ちとがあった。特に刺さったこととして、

インタビューについては
 ・事前の準備(質問リスト)からインタビューを想像しておくことが大事
 ・緊張していたため、後になって十分に聞けていなかったことに気づいた

記事を書くことについては
 ・記事にする(書く)順番がどれがいいのか話からなっくなった
 ・読者が何を知りたいかに立ち返ると削ぎ落とす部分がわかって、絞れた

などがあった。大事なことをあらためて意識できた。

私の感想は「もっと事前に、基礎の部分を考える時間をつくればよかった」ということ。
インタビュー前の質問リストの時点から、もっというと企画書の時点からかもしれない。
企画書の時「誰に、何を、どう伝えるか」ということを意識してはじめたはずだったけれど、ここが練れていなかったと思う。反省。

全体のフィードバックと校閲の練習

江角さんからあらためて、「原稿を書いた後にすべきこと」を共有していただいた。誤字脱字がないか、記事のゴールに向かって書けたか、など。何度も教えていただいているのに、まだまだできていない。体に馴染んでいないということに少し凹む。


それから他の人の書いた記事を添削してみる、ということも実践する時間があった。
なぜかというと、気づく視点を持って自分の文章を客観的に読めるようにするため。今回は練習として、編集者の視点で読んでみて「良い点」と「提案したい点」を交えて他の人が書いた文章を校正してみるということをした。Microsoft社のWordソフトの「校閲」機能を使って校正&提案してみるということをやってみた。

ここでの私の感想は「良いところを見れていないな」ということ。みなさん、誤字脱字や直した方がいいところももちろん指摘していたけれど、その上できちんと良いところを見つけていた。私にはそこがすっぽり抜けていた。その感覚がないところに、自分でショックを受けた。それはライターがとかではなく、感覚として持ちたいと感じたところ。そして何より「他の人のことは良くわかる」ということ。これに尽きる。客観的視点、本当に身につけたい。育てていきたい。

いよいよ、それぞれのインタビュー記事のフィードバックへ

先ほど実践してみた人の原稿を読んで添削した経験をもとに、もう一度自分の原稿にツッコミを入れてみるということを各々が行う時間があった。

実際に自分でやってみて気づいたのは
 ・段落とタイトルの内容がいまいちマッチしていないのでは
 ・「なった」「という」の使い分けがわかりにくいのでは
  (視点と文体と両方の意味で)
 ・「仕事」という言葉が多過ぎて仕事メインの話に見えるのではないか
ということ。

(江角さんの朱入れを読んで、私のこの時点の浅さに気づくのはこの後)

朱入れしていただいた原稿が戻ってきて、まずは各自でそれに目を通すことをした。

全体に対して江角さんがおっしゃったのは、
 ・理想の文章を分析して、近づけるようにすることをしたか
 ・足りない言葉を補う(読み手に推測させない)
 ・「話し言葉(口語)」から、「書き言葉(文語)に置き換える
  (口語体は親しみ感が出るが、やり過ぎるとカジュアルすぎてしまう)
 ・ポジティブに言い換える(誰にとっても悪口に聞こえないように)
 ・時系列に気をつける(現在→過去→未来にすると混乱しない)
ということ。

このお話を受けて、感想シェアと質問の時間があった。ここでも気づきがたくさんあったし、むしろ学びしかなかった。

いくつか学んだことを書いてみる。

自然な会話も手が入っている
これはなんとなくわかっていたことだったけれど、実際に記事を書いてみて、そしてその後に教わったことで深く実感できた。

ライターは補うことをする
補うことはあり。というかそれがライターの仕事であるということ。インタビュイーが「そういうことが言いたかった!」となってくれるのがいい記事ということ。その人の意図を伝えることができればいいということ。

インタビュイーのイメージは、編集と書き方次第
この言葉は特に重かった。
受講者の1人から「口語体をそのままにすること、その臨場感がインタビューだと勘違いしていた」という感想が出た時に江角さんからもらった言葉。
それは私も似たことを考えていて、どうしたらいいかわからないまま書いていたよな、と反省。そして、私(書き手)の書き方によってイメージが変わってしまう可能性に気づいて、責任重大だということを感じた。

後の祭り(になった時)
質問の中で「後の祭り」になった時、知っている情報を使っていいかという内容が出た。
それを受けて江角さんがおっしゃっていたのは、インタビューで得られなかった情報をインタビュイーのSNSやブログなどで補うことも書くことは悪くないということ。
事前に調べておいて確認する方がベターだけれど、先方校正してもらうことを前提に書くことはありということ。

私(書き手)が読者代表としてインタビューしている
このことを忘れないこと。ゴールを忘れずに聞いて、書くこと。読み物として成立させること。

自分で客観的に、冷静に校正(添削)する
そのための方法は?という質問に対して江角さんは「全く忘れるまで寝かせることもある」とおっしゃっていた。他の人が書いたような感覚で読むことができるから。そのスケジュール感を織り込んでインタビューして書く、ということが必要ということも学んだ。
人に見てもらうとブラッシュアップできる。クライアントさんと一緒にいいものをつくる、ひとりで100点を求めないということも大事ということも教えてもらった。


全体を通しての気づきと感想

今回のそれぞれが書いた記事は、立派な「実績」となると言われて、ブログで紹介して、その記事を見た人から次の依頼が来る可能性があるということを聞いて、なんだか一気にライターが近づいた気がした。我ながら単純だけれど、ワクワクした。

最大の気づきは「柔軟にやること」。ゴールが決まっていてそのことだけにとらわらず、その時にやれるベストを尽くして、形にすること。

そしてやっぱり、書いてみること。
とにかくそれをやっていこう。


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