ライター塾3回目の振り返り
大切なシェアの時間からスタート
2月18日、江角悠子さん主宰のライター塾の3回目。
今回も、みなさんの宿題の感想シェアからスタート。
前回の講座で出た宿題は3つ。1つ目が初回から続いている講座のレポート。2つ目は前回の講座中に取り組んだ「好きなお店紹介」を仕上げて提出。3つ目は「最近ハマっているもの」の紹介記事を書くこと。
2つ目と3つ目はwordの形式で提出で、前回同様もちろん、締め切りあり。
3つ目のハマっているものの記事は、写真やレイアウトも意識することと、「第3者視点」で書くというものだった。
その中の3つ目の宿題をやってみた感想をみんなでシェア。
私は「第3者視点で書くことが難しかった」ということをお話しした。
今講座の中で使っている「自己分析ノート」を書いてみる中で感じているのは、「私は私が好き」ということ。そして私がどう感じているかを表現するのが好きだということ。
おそらくそのために、第3者視点で書くという前提があった今回の3つ目の宿題は、なかなか書き始めることができなかった。
どうやって書くの?というのが正直な感じだった。
教わったようにお手本にしたい媒体を「分解」して、その分解した要素や順番を頼りになんとか書いていった。
最終的に書けたけれど、「主観を入れてはいけない」の意識が強すぎたのか、のっぺらぼうな文章になってしまったなぁというのが反省点。
そして、後から(このシェアの時間に気づいたけど)私、他の人の文章を使っていなかったかのか?ということが不安になった。
ブランドのWEBサイトで商品スペックを調べるうちに、そのサイトの文章に引っ張られていたというか、引用までとはいかずとも、近いことまでやっていたのではないかということ。
引用とか参照とかを入れるといいのかなぁという疑問が出てきた。
(江角さんにお伺いしたい点。書いておく。)
他の受講者の方から出た「熱量とのバランスに悩んだ」というお話から、記事の対象の物事に熱量がありすぎるものも思いが強く出過ぎてしまって書くのが難しいし、ないものに関してはどうするべきかということも話題になった。
江角さんがおっしゃっていたのは「好きなところを見つけること」。取材のタイミングで聞くことも、調べる中で見つけることもできるということ。
自分の中にないものは、外から持ってくることをしていいんだということをあらためて意識することができた。
朱入れ体験
2つ目と3つめの宿題については、江角さんが「朱入れ」つまり文章に対しての添削をしてくださっていた。その朱入れ後の文章を各自で振り返る時間もあった。
ここで江角さんがシェアしてくださったことが本当にその通りだなとメモを読み返して強く強く感じたこと。
それは前回の講座で習った、「ゴールを意識して書く」ということ。
全く忘れていなかったか?(私へ)
シェアの時間から感じていたけど、忘れてたよね?(私へ)
それとここで教えていただいたのは、「読み手に想像させないようにしたか?」と、「小骨はとったか?」という視点。
想像させないとは?と一瞬悩んだ。想像楽しくないか?と一瞬、思った。
私の中になかった視点だった。
それは、読んでもらう人に、こういうことかな?という疑問や推測してもらうことをしないこと。ひっかかりを持つことがないようにすること。
言われて確かにとなったけれど、今私たちが学んでいるのは、日記とか物語の書き方ではないんだった。
商業ライターとして書く文章は読者のためにあるということも聞き、「これに尽きるんだ」と感じた。
第3回のテーマ「企画を立てよう」
今回もまずは江角さんからの学ぶ時間からスタート。
自分で企画を立てて、出版社や編集プロダクションに企画を提案することができるようにしようというもの。
書いた実績をもとに売り込むこともできるけれど、企画提案することが営業にもなるということ。
まずはどこに企画を提案するかというところがスタート。
(きっとゴールを意識することだな。メモ)
そしてその媒体や出版社を調べること。
その媒体の「読者が読みたいもの」「まだその媒体で書かれていないこと」「自分だからこそ書けるテーマ」が重なっていることろを探すということを教わった。
シンプルだけど、なかなか自分ひとりでは気づけないポイントだなぁ。
そして実際に企画を立ててみる、ということもしてみた。
企画というと構えてしまうけれど、まずともかく「誰がターゲットか」を考える。
そして自分の興味があること(例えば今ハマっていること、悩んでいることなど)を挙げてみる。
誰に会いたいか?その人に何を聞きたいか?ということも企画の入り口になるということを教えていただいた。
そこから各自で頭の中からネタを出してみる時間もあった。
シェアを聞いて、それぞれの経験や視点があってその違いが大事なんだなということを感じた。
企画を立てる最初に意識しておくことや、企画の深め方、実際の書き方、企画書のフォーマットも学んだ。
次はこの企画書が宿題。江角さんへインタビューすることを想定した企画書を書いて、そして実際にインタビューするところまで。
ドキドキもするけれど、ワクワクするなぁ。
質疑応答の時間もとっていただいた。
毎回感じるのは、みなさんが本当に質問力の高いということ。すごいなぁと思うと同時に、ありがたいなぁと思う。
私ができないこと・思いつかないことでも、他の誰かが聞いてくれることで、本当に私のためになっている。一緒に学ばせてもらえていることに感謝しかない。
自己分析の時間
そして今回も自己分析の時間があった。ペアになって、それぞれ書いてきた内容をシェアしていく。
事前に宿題として書いてきた自己分析ノートの部分は「経験から探る」というもの。
ペアになった方のお話に共感もあったけれど、違いも感じることがあった。
当たり前だけれど違う人で、違う人生を歩んできている。やってきたことが違うからこそお話を聞く・話す中で「自分」のことが際立った気がする。
私の中から出てきた気づきのひとつは「私がない」ということ。
小さい頃から夢がなかった。
なりたい職業とか聞かれても適当に、それっぽい答えをしていたことを思い出した。
そして「影響を受けやすい」という特性も。
だからこそ関わる人や環境が大事だということが、最近になってようやくわかってきた。
私ひとりで生み出すことは諦めて、周りから知恵を得ることや話を聞く中で感じたことが私になっていくということ。それをやっていくだけだと思えている。
宿題のページの中に「充実していたなと感じる時期」という問いがあったのだけど、私は「今」と書いた。
「私がない」という気づきに辿り着けたのが、今。直近1か月というところ。だからそう書いた。
ペアの方にも、最後に全員でシェアする時間に江角さんにも言ってもらったけれど、「今」という発想というかそう感じていること自体がいいね、と。素直に嬉しかった。
振り返りが大事
レポートにしてみて、あらためて感じていること。
この時間をとっていきたいから、仕事を一旦辞めることにしたんだった。
体験すること自体につい、気を取られたり、思考で頭の中が忙しくなりがちな私を認めよう。
振り返ることを大事にしてみよう。
その行為から私らしさのかけらを見つけて、書くことの根っこにしていきたいと感じている。
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