質問が相手の方法を決定する #17
イベントをしていて参加される方の中によくこんな方がいらっしゃいます。
「話すのが苦手で勉強になると思い参加しました。」
で思ったのは、話すのが苦手って話をよく耳にするんです。
でも、実際にイベントに参加してくれた人で本当に上手く話せなかった人ってあまりいないんですよね(笑)
では、そのような人が何故話すのが苦手に思っているのでしょうか?って思ってしまうんですよね。
実際自分も話し上手とは思っていませんが、人よりは話すことに対して難しいと考える思考を持っていないってくらいです。
なぜかと言うと私のイベントの内容としては、皆さんに自分の経験や体験を話してもらうって事をしているんです。
で、「話し下手」って思っている人は「話し上手」へのイメージが物凄く上手に話す人、例えば芸能人やスピーカーの人をイメージしているんじゃないかなって思います。
そこ目指す必要ってある人以上は大半の人はそこまでの話し上手を目指すことないしそこまで上手くなくても会話って成立しますよね~。
しかも自分の事だとスラスラ話すことが出来るんですよ。
つまりは話し下手って思っている人は自分の話し以外の話をすることが苦手って思っている人が大半なんじゃないかなって思うんですね。
でもでも、よく考えてください。
自分の経験や体験を話すことが出来るんであれば、相手にも相手の経験や体験を話して貰えば会話って成立しますよね。
話し下手って思っている人は自分に何も話すことが無いって決めつけがあるんですけど、自分から話さなくても会話ってすることが出来るんです。
その為に大事なことはお話していこうと思います。
今までの記事で「言葉」について書いてきました。
普段、何気なく使っている言葉には実は大きな力があるという感じの内容でした。
私は特に日本語の持つ言葉の力は最強だと思っています。
それはいつか別の機会に書いていきたいと思います。
そして会話する上で簡単に会話が成立するスキルを紹介します。
それが「質問」です。
質問は焦点化を作り出す
おさらいになりますが、私たちは五感を通して外界の世界からの情報を受け取っていますが、焦点が当たっているものしか気づかないんです。
これが焦点化の原則でしたね。
欲しいモノがあったらやたら目につくようになる等、、、
ある特定の事に焦点を当てたら、他の事を考えにくくなるです。
例えば「三番目に尊敬している人は誰ですか?」ってあなたが質問をされたとしたら誰って答えますか?
あなたはこんな思考をしたんではないでしょうか?
先ず、一番目に尊敬している人を思い浮かべませんでしたか?
そして、二番目に尊敬している人を思い浮かべましたよね?
それから最後に三番目に質問に対する答えになる自分を思い浮かべませんでしたか?
ですから、少なくともあなたがこの質問の答えに辿り着くまでの時間は、尊敬している人は誰なのか?という事だけに焦点が当たっていましたよね。
つまりは、質問された人の意識は「質問の内容」の方向へ向かって行くって事です。
だとすればですよ、どんな内容の質問をするかによって、相手の意識は向かう方向が決められるという事を意味しています。
これが分かれば質問をしていくことで会話が自分が話すことが少なくても成立していかせることが出来ますよね。
質問の内容によっては相手の話を引き出すことが出来ますので、自分が話さなくてはって意識を捨てることにより、会話は自然とスムーズに進めることが出来るようになるんです。
質問の内容が相手の意識の方向を決定する
話は変わってあなたに部下がいると仮定します。
その部下が仕事上のミスをしてしまいました。
あなたはその部下に何って言葉を掛けますか?
「なぜ失敗をしたのだ?」って言う。
「そのとき、どうすれば上手く言ったと思う?」って言う。
どちらの言葉をあなたなら部下にかけますか?
この二つの質問の仕方の違いだけで、実は部下の意識の方向が違ってくるんです。
このように質問は意識の方法を決定するのです。
※この記事は「NLPの基本がよくわかる本」からの引用と感想を元に書いております。
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