自己決定権を行使する(自問自答ムンプラまとめムンプラ編)
ムーンプランナーさんは手帳の使い方というより、時間の見え方を教えてくれた。そして、その時間の見え方こそが私にとってはものすごく重要なことだった。
第1回でも第3回でも、手帳というのは日付の入った紙の束で、何を書くかによって機能が変わる、と言っている。これは当たり前なんだけど言われるまで気づかなかったことである。
私は確実に今役立って欲しくて手帳を使っていた。今役に立たないものなんですよ、と教えてもらったことで手帳に期待をしなくなり(もちろん良い意味で)精神状態が安定したように思う。
そして、“今”役立つために唯一の有効な方法が〆切である、ということなのだ。私は何度も自分と約束(〆切)を作っては破ってきた。なんでこんなにいつも約束を守れないのか考えたこともあったけど、明確な結論は出ず、最後はいつも「がんばれ、自分!」という根性論になっていた。だけど、“今”役立つために唯一の有効な方法だと言われたら、やるしかない!いつどこでどのようにこの〆切が役立つのかがわからなかったからうまく扱えなかったけど、少しずつ分かるようになってきた。それはやる気というよりは諦めに近いもので、モチベーションはあげるものではなく、保つものだとはよく言ったものだ!と思う。(やる気はずーっと続くわけじゃないからね)
私は、自分との約束って、最終的な未来がなかなか具体的にわからないし、そこまで行く道のりも不明確だし、って感じで、今→→→→→未来で考えてしまっていた。だけど、そもそも未来から逆算して考えるものだったのか!という驚きと、私自身は今←未来くらいしか考えられないタイプだという2つのことがわかった。そして、そんな私にとって、先の〆切は未来が見えないからやる気がでない、という思考の流れもわかった。だから回りくどく考えないで、いつも今考えてできることをすればいいんだと思う。ちなみに将来のために資産形成もできてないです。生きてれば働けるしなんとかなるだろ、と思ってしまいますね😂
計画の立て方はわかった。時間という概念についても理解した。だけど、私はいつも自分が本当に計画を立てたいことがなんなのかわからなくなる。みんながそうしてるから、年齢的にしたほうがよさそうだから、損したくないから、いつも周りの声に振り回され、自分が何をしたいかどうなりたいか、それがなかなかわからない。今もあんまりわかっていない。だけど、そのために必要なのがウィッシュリストなんだということはわかってきた。
ウィッシュリストについては、第2回でじっくり説明されている。
このウィッシュリストの見極めが本当に大切で、自分が本当にやりたいことなのか?コンプレックスを埋めるためにできるようになりたいのか?みんながやってるからやりたいのか?自分自身に少しずつ問いかけている。最近少しわかるようになってきた。結局、コンプレックスを埋めることだったり、みんながやってるからやりたいことは、他人の意見に影響されているので自己決定権が育たない。自分のやりたいことを自己決定していく勇気、これは思った以上にすごい勇気で、私はまだまだ先延ばしにしている。だけど、ウィッシュリストは自己決定の行使だと、ムーンプランナーさんが言っていて、せっかくの人生だから行使していきたい!と強く思った。
あきやさんは1年3セットの制服で生きる、と自己決定しているから傷つかない。だけど、私が今1年3セットの服で生きていて、何か言われたらちょっぴり傷つくと思う。なぜなら、私にとっては100%の自己決定ではなくて、あきやさんがそうしているから、と他人のせいにしてしまうから。私にとっての最適な洋服の数は、そんなに多くはなくていいけれど、1年3セットよりは多く1シーズン3セットくらいを目標に考えている。そんなふうに最適も最良も人によって違う。だからこそひとつずつ自問自答して自己決定していかなくてはいけない。
ちなみに第3回の質問コーナーで「自己否定スタートのウィッシュか本当のウィッシュなのか区別がつかない」という質問に対して、ムーンプランナーさんが「問いが甘い!答えが浅い!」と回答しているシーンは個人的ハイライトです。
そして、ウィッシュリスト書けない人は言い訳を100こ書くことを第2回で推奨している。これは、着たくない服のリストをつくる話に似ているなあと思っていて、やりたいことよりもやりたくないこと、着たい服よりも着たくない服のことのほうがよくわかったりする。
そうやってできたウィッシュリストをどんなふうに叶えていくか?というところで、ムーンプランナー(手帳)が役立つ流れになる。中でも第1回のサマリーの使い方に衝撃を受け、私はムーンプランナーさんの信者になったんだと思う。
これは9月に聞いてから、本当にためになっている!見開き1ページが、見える時間の長さで、それが1日なのであれば1日が見える。半年であれば半年が見える。だからどのページを見るかって本当に大切。
そして、時間が見えるようになって初めて月の満ち欠けが役に立ってくるんだと思う。ついつい新月期、満月期って月を優先して考えてしまうけれど、まずは私!私の生きている生活とやりたいこと!それを満ち欠けに乗せていく、その順番が大切だなと理解した。人との約束は〆切が決まってるからできちゃうけど、自分との約束は〆切をすっぽかしまくっていた私…だから自分への信頼が積み上がらなくて、自己決定ができていない。そのために、満ち欠けを使っていけるようになりたいな。(この2本のnoteも新月までにあげるぞ〜と気合いをいれたけど、〆切を過ぎている🤣)
最後に、今回見返して気づいたこと。
ふつうのnoteにも書いたけど、ふつうであることがコンプレックスの私には洋服のコンプレックスというか苦労した経験があまりない。だから、第2回のコンプレックスの話は例えとしてはものすごくわかりやすかったけど、共感はあまりできていなかった。だけど今回見返して、私は手帳に対してコンプレックスと恨みをめっちゃ持ってる🤣ということに気づいた。私は習慣化ができないのも、未来を計画できないのも、全部手帳のせいにしていた。手帳アカさんたちはみんな手帳をうまく使って充実した生活を送っている(ように見える)のに私はうまくいかないんだ!とずーっとなんやかんや20年くらい恨んでいた。それだけ手帳(と数々のライフハック術)を憎しみながら縋りつき、うまくいかないと何度も泣いた。だけど、ようやく気づいた。私はいつも手帳を責めていた。そんな私を手帳が助けてくれるわけない。これが人だったらと考えると恐ろしい。20年ちかく恨みながらも執着してぎゅっとしがみついていた。そんな人は助けてもらえない。このことに気づいて、心の底から「ごめんね」と思った。本当にごめんなさい。
適切な距離感で手帳と向き合いつつあるが、たまに暴走している。(先日もムーンプランナー入門講座に行き、暴走をやめられた)だけど、ちょっとずつ進歩している。
もしも、私のように手帳に苦しんでいる人がいたら、その人に届くといいなと思いながらこの文章を書きました。手帳を使えないことあなたが悪いわけじゃないんだよ、付き合い方は人それぞれなんだよ、と伝えたい。、
私はムーンプランナーさんの「手帳がいらないひと」という言葉で呪いが解けて、あきやさんの自問自答ファッションという哲学を通して少しずつ自己決定権を行使している。だから、本当にこのおふたりがコラボレーションしてくださったことに感謝をしています。本当に素敵な講座でした!いつでも次回を待ってます😊
私はクレイジーに自己決定権を行使して生きていくよ🦸