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勉強の意味を考える(日本地図を理解すること)

こんにちは。yutoriです。
お読みいただき、ありがとうございます。

カウンセリングの中で子ども達から
「勉強する意味がわからない」
「大人になったら使わないじゃん」
というような話を何度か聴いたことがあります。

私も子どもの頃、そう思っていました。

特に、社会の勉強には興味が持てなくて、成績も悪かったです。

だって、歴史は既に終わった事だし、地理はどうせ旅行なんて行かないから興味ない、という感じで、'自分に関係のない事'と思っていたんですよね。

でも、日々の生活や我が子達を見ていると、
「これって、学校で教わるからできるんだよね」
「これを知ってるから、生活しやすいのか」
と感じる事が出てきます。

その一つが、日本地図の理解です。


今年の1月1日。
能登半島地震が起きました。
怖い思いをされた方、今も大変な生活が続いている方が多くいらっしゃる事と思います。

揺れがあった時、私達家族は車で移動中だったので、そこまで揺れは感じませんでした。
震源地からも遠かったので。

家に帰ってテレビをつけると、地震のニュースが流れていました。
日本地図が映っていて、津波の予測、逃げるようにという指示が出ています。

それを見て、ゆーさん(次女)とたっくん(息子)は、
「ここにも津波くる?」
と不安がっていました。

私やりーさん(長女)からすると、自宅は津波の予測が出ている地域からはとても遠いので、ここに津波が来るなんて全く考えません。

でも、ゆーさんとたっくんは、
'日本地図の見方がわからないから'
'自分の家と地震が起きたら地域の距離がわからないから'
不安になっているんだなとふと思いました。

日本地図を指しながら、
「家はこの辺にあって、海から遠いから大丈夫」と説明しました。2人も納得したようでした。


この事があって、
「日本地図を知ってると、こういう時に正しく情報を理解する事につながる。自分の身を守る、余計な不安を持たずに済むっていう事になる」
と感じました。

今の自分に必要な情報を正しく読み取るための知識は、他にもたくさん必要ですよね。

地震情報だけ考えても、
理科で地震の仕組み
算数で時間や確率の読み方
国語で漢字や言葉の意味

また、防災に関する知識を持っているとさらに安心です。


学校で習う勉強の全てがそうではないだろうけれど、こういう視点で勉強の必要性を考えると、子ども達と「勉強」について話す時に今までと違うアプローチもできるかもしれないと感じています。

「将来の自分に必要ない」
「勉強は受験のため」
とばかり思ってしまうと、意欲も持ちにくいかもしれません。

「勉強する意味がわからない」という話になったら、私なりの'勉強の意味'を伝えられるようになりたいなと思います。


一緒にお仕事をしていた社会のベテラン先生がこう言っていました。

「歴史は縦のつながり、地理は横のつながり。どちらも自分につながる事を学んでいるんですよ」

この意味を私も少しずつわかってきたように感じています。

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