内外装工事！創業当時はいくら費用をかけるべきか？実際に出店時に発生した工事費用もフル公開で解説！#17

今回は内外装工事をするにあたってどの位金額をかけるかについて話をしていきます。

創業当初の内外装工事費

創業当時とある程度伸びてきてからでは変わってくることもありますが、創業当時からお金を沢山かけて内装工事をかけるのは、正直良くないと思っています。

飲食店経営だけではなくて、経営というのはお金を無くさないことやお金を持ち続けることが一番重要なポイントになってきます。

最初の段階で自分の身の丈に合わない投資をして投資回収できないというのは凄くもったいないと思うので、最初はどうやってお金を残すのかということに重きを置いて、すべてのことを判断すべきなのかなと思っています。

僕達も初めの頃は全然お金かけていません。例えば2店舗目をオープンした時の新橋の物件は、トータルでおそらく1400万くらいでオープンしています。

しかもそのうち、物件取得が約1千万。内装費は居抜きだったので、厨房設備入れ替えて看板変えたぐらいでオープンしました。その物件が実際年商でいうと1.5億くらい売っていたので、少額投資でしっかり利益が出るような店舗を2店舗目作れたのかなと思っています。

しかし3店舗目に判断ミスをしてしまいました

1店舗目2店舗目で、合計1800万~1900万程毎月売れていたので、3店舗目で投資を多くかけてしまったのです。物件取得は安くて500万程でしたが、内外装厨房入れて物件取得入れて全部で2900万かけました。

あまり立地も良くない物件にも関わらず前回の倍以上の費用をかけてしまいました。

もちろん最終的にスタッフの努力でしっかり売れる店にはなりましたが、とはいえ投資としては間違えてしまったと反省しています。

しかし良かった例もあります。

すごく良かったのは6店舗目に出店した秋葉原の店です。物件取得費が1千万程、内装をしっかり作り込まれていたので、内外装工事費200万くらいでオープンできて、そこのお店も大体年商で1.7億程、売るようになりました。

その投資の方法は創業期であれば一番合っているのかなと思います。できる限り内装を変えずに少額投資でしっかり売り切る。例えばサービスだったり食事内容だったり差別化を図った方が良いのかなと。

これがある程度チェーン化してきたり店舗が増えてマンパワーが利かなくなってくるような状況であれば、多少なりとも内装外装をかける必要があります。

飲食店、特に居酒屋というのは色んな総合力で時間を買ってもらっているわけです。そしてその時間の中には内装も入っています。

ですが内装が良くなかったとしても、オーナーの力次第でお客様を満足させることは出来ます。3店舗目くらいまではオーナーの力だけで売れるように実現していくのが良いのかなと思います。

投資をかけずに、やり直しのきく形で進んでいくのは一つ必要なのかなと思っています。

坪単価で見る内外装工事費

先程の秋葉原の物件でいうと200万くらいしか内外装かけていませんでした。60坪程あったので、坪3万円で買えた訳です。

ここまで低いというのもどうかなと思いますが、居抜きの場合は坪3万から10万・20万位でできるわけなんです。スケルトンだとしても何も無いコンクリートの状態から作ろうとすると、坪60万くらいかかります。

なので20坪だったら1200万。内外装に厨房機器まで入れると、うちの場合大体厨房コストが350万から400万くらいかかるので、安いスケルトンで厨房65万プラス350～400万くらいが内装の出店コストになります。

寿司屋の出店やコンサルもしていますが、寿司屋でいうと先日渋谷でオープンしたお店は坪100万くらいでした。多分今までの坪単価で一番かけたかなと思います。

居酒屋と寿司屋では全然違います。価格帯が高い寿司屋なので、その寿司屋はやはり内装にこだわらないといけない。

もちろん味が出るという言葉もあるので、ある程度年配の職人の方であれば老舗感のある方がおいしそうに感じるかもしれないですが、

これから新規オープンして単価2万3万というのは、やはりしっかり作り込まなければいけないと思ったので、今回は内装も含めて厨房機器や皿にもしっかりこだわって作りました。

本日のまとめ

まとめになりますが、うちの坪単価や内装工事は、創業当時だと居抜きで坪3万から坪15万くらいの間でオープンし、ある程度店舗数が増えてきたあとはしっかりスケルトンから作ったりもしていたので、日本酒専門店でいうと大体坪65～70万の間くらいです。寿司屋の方ですと今回オープンした渋谷のお店は坪90万くらいかけて作りました。

見積もりについてや、どの様にコストを落としていくかのお話は次回させていてだきたいと思っております。

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今日は坪単価でスケルトンの場合と居抜きの場合で僕たちがどれだけお金をかけてきたかというお話をしました。一つ参考にしていただければと思います。本日もありがとうございました。

さいごに...

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