時末祐

自分の語彙力をテストしたいのでテキストを書く

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最近の記事

あいまいな喪失についての読書メモ 開会宣言

特に会ではないのだが、こんな本を見つけたところから話を始める。 厳密に言えば、自身の現状を改善すべくインターネットをサーフィンしていて "あいまいな喪失" という概念を知り、そこから辿った。 私自身が置かれている状況を正しく捉えた考え方のように思え、昨日購入したものだ。 今日届いて、序文を読んだところで読書メモを書いておこうと思った次第である。序文については別途書く。 前提として、この本はある程度の知識を持ったセラピストやカウンセラー等の専門家に向けて書かれたものであ

    • 無職の日記3 したいこと

      無職になってひと月ほどだろうか。退屈を感じることはない。 そもそも空白の時間が好きなのだ。 週に五日働いている時、あっという間に終わっていた土日が長く続いている感覚である。 何もしていないと様々な弊害があるという噂が、まことしやかに囁かれている。 人と関わりたくなるだとか、仕事がしたくなるだとか。本当なのか。 30過ぎたら太るぞと言われ続けていたが、34歳になった今の時点で、未だその気配はない。それと同じなのではなかろうか。 したいことはいくつもある。英語ができるように

      • 無職の日記2 辞世のジョーク

        ユーモアが好きだ。 もし5分後に死ぬとしても、冗談を言っていたいと思う。 実際そんな状況になれば、我を失って慌てふためき喚き散らすのかもしれないが、今はそうありたいと思うのだから仕方がない。 人と関わるにしても、ユーモアのセンスが合わないと致命的に苦痛だし、逆に感覚が合えば急速に親密さを覚える。 物心ついた頃からネガティブで、物事を悪い方にばかり想像していた私が、いつからユーモアに固執し始めたのか定かではない。 そもそもユーモアとは何なのか。Wikipediaを見てみるこ

        • 無職の日記1 無職に転生だった件

          休暇が好きだ。 好きだから、少し前に全てを休暇にした。次の職を決めずに仕事を辞めたのだ。 特に嫌なことがあったとか、やりたいことができたという訳ではない。 退職する前には色々な人から理由を聞かれたから、ある程度会話が成り立つように最もらしい理由を捻り出しはしたものの、正直なところ休みが好きだからとしか言いようがない。 近年よく見かけるFIREのように、きちんとした考えがある訳でもない。 数ヶ月は食える程度の蓄えがあるだけで、今後の見通しなど立っていないのだ。 今の年齢

          短編小説 有限オートマトン

          脳の仕組みや、意識が発生する仕組みについて考えたことがあるだろうか。 脳細胞が電気刺激をリレーし、そこから思考や記憶が生じ、体のコントロールを行う。 小さなスイッチが無数に連結された機械。ぼんやりとそんな風に捉えていた。 何かを目にしてからそれに触れるまでの間には、風が吹いてから桶屋が儲かるまでの連想ゲームを幾重にも複雑にしたような事象が、頭の中で無数に発生している。その程度の曖昧な認識だ。 脳の構造は宇宙の構造に酷似している、という画像を見たことがある。 宇宙もまた、大

          短編小説 有限オートマトン

          カクヤスが便利

          しばらくハマっている缶チューハイがあり、これを箱で、まとめて買う。 本絞りのグレープフルーツ。おいしい。 このチューハイを知る前は、ジョニーウォーカーの黒をソーダで割って飲むばかりだった。最近はチューハイの方が多い。 エリアが良いのだろう。頼んだら一時間程度でくる。便利すぎる。真面目に値段を比較したことはないが、恐らく安いんだろうし。いいことづくめじゃないか。 知り合いのバーテンダーに勧められたのがきっかけだった。アプリは恐ろしいクオリティだけどすぐ来るからいいよ、と

          カクヤスが便利

          眠れない時に試した10のこと

          眠れない。変な時間に寝付いてしまったせいだろう。 というわけで、眠れるようにやってみたことを発表します! 1. 照明の明るさを調整する寝室に吊り下げている照明は、リモコンで色温度や明るさを変更できるもの。しかも月の形をしています。最高です。 明るさや色温度によって、寝付きやすさが変わるのではないか。 そう思って試してみました! しばらくリモコンで遊んでたらすっっっっごく暗くできる機能を見つけちゃったね。楽しかった。 2. 温かいものを飲む寝付けないので煙草を吸いな

          眠れない時に試した10のこと

          公園、人、めっちゃいる

          日に30分くらい散歩をしてて、それなりに運動した気になって満足してるんです。 天気いいし、花粉症の恐れも今のところないし。 積極的に運動をしてこないと散歩くらいが限界なんすよ。ちょっと坂あるとキツいくらいの体力のなさ。80才くらいの体力だと思う。 罪悪感拭う用の散歩としては、どことなく植物があった方が良いような気がして、近所の公園をぐるっと回って。 平日の昼間なのであんまり人はいないだろう、という油断があったんです。 いるわいるわ。わさわさいるわ。木の本数の半分くら

          公園、人、めっちゃいる

          空気清浄機が僕にくれた小さな絶望

          小さな絶望の話をしよう。 とても小さいので安心してほしい。至る所に大きな絶望が溢れる中で、こんなかわいらしいサイズ感の絶望があるものかと何だか安心したのだ。 部屋に空気清浄機がある。 Amazonでタイムセールをやっていたので何の気なしに買った、シャープ製のもの。 今時の家電は何でもインターネットに繋がりたがる。部屋の状態をお知らせしてくれる。 ペットを飼いたいなとぼんやり考えていて、だったら空気清浄機が部屋の温度を知らせてくれたら便利かもしれない、と。 しばらく前

          空気清浄機が僕にくれた小さな絶望

          椅子を買ってみた

          椅子を買った話をする。 買ったのは、イームズのアームシェルチェア。 リプロダクト品も多いが、イームズのものにした。 買おうと考えたことは今までにもあった。納品に数ヶ月かかることもあり、二の足を踏んでいたのだ。 欲しくなったらすぐ欲しい。せっかちなのだ。 ファイバーグラス製のものが、一週間程度で納品できる商品として出ていた。最終的にはこれが後押しとなった。 俺はものを買う前に、それについて徹底的に調べるのが好きだ。趣味と言っても良い。 ただ、椅子をはじめとして家具に

          椅子を買ってみた

          あだ名というものをつけられたことがない

          コミュ障ですが仲の良い人は欲しいです。 苦手ではあるが嫌いじゃない。人との会話に対する温度感はこれくらいです。 楽しいじゃないですか。意外性があったりして。 ただ、嫌なのはあとで思い出してうわー何やってんの俺ってなることで。 労働者として業務に従事しているので、日々周囲とはコミュニケーションを取る。 これはある程度仕方なくです。楽しくはない。 共通の趣味をもつ知人であるとか、昔からの知り合いであるとかもいないではないのです。 こういうのは楽しいですよね、まあ。 そ

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          美しい武器の存在は否定されるべきでしょうか

          武器を綺麗とかかっこいいって思う事があります。 銃であるとか、刀であるとか。 機械や刃物に美を見出すのはいけないことか。 何が好きであることを表明しても批判されるのです。 鬱陶しい世の中です。 大それた意見を発した事もなければ批判された事もないので被害妄想ですが。 他者を傷つけたり、ましてや命を奪うのは社会通念上の悪。 これは一定の市民権を得た意見です。 だから武器や兵器が否定されるのも理解はできます。 他者の意見や言葉によって傷つく場合もあるでしょう。 市民

          美しい武器の存在は否定されるべきでしょうか

          覚醒したい

          何かに。ある日突然。 いや、別にそんな特別なものじゃなくていいんだわ。 2cmほど浮くとか 逆立ちした方が速く走れるとか なんかそれくらいで。 この期待値の恐ろしいところは、自分には元来眠れる能力があり、これを解放することで力を得ることができる、という発想です。 そもそもそんなものはない。 能力というのは、できないことができるよう繰り返し繰り返しトレーニングを行い、やっと成長し、その先にもまだまだトレーニング漬けの日々。 そうやって手に入れるものであって。

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          痺れという味について

          担々麺とか、麻婆豆腐とか。 本格的というか、 ほわじゃお?ですか?花椒で字面はあってますかね? の香りがするやつ。 ああいった本格的 本格的?なんですか?お客様の中に四川省出身の方はいらっしゃいますか? な調味料を利用したお料理が食べられるじゃないですか最近。 あれって食欲をそそる刺激的な香りと共に、 痺れ?みたいな味?味なんですかねあれ? がするでしょう。 美味しいですよね? 味覚かどうかも定かではないのに美味しいとかあれですかね? 自信がないんですよね。 まず

          痺れという味について

          甘いものをいつ食べたら良いか

          甘いものが好きで好きで困っている。 好きなのだ。主に洋菓子が。 一度、住む場所を「近所に好きなケーキ屋があるから」という理由で決めたことがある。 通いまくった。 週に一度、二個のケーキを買うのがルーティーンだった。 ケーキを買った時に聞かれたことがあるのではないだろうか。 お持ち歩きのお時間はどれくらいですか? 保冷剤をどれくらい忍ばせるかを遠回しに確認する質問である。 保冷剤一つで30分が目安、と聞いたことがある。 対して俺は、こうクールに答える。 すぐなんで

          甘いものをいつ食べたら良いか

          不安でいいじゃないか

          俺は何事もネガティブに考える。いつも不安だ。 昔から指摘され続けてきた。 そんなの大丈夫だって、とか、考えすぎじゃない、とかなんだとか。 しかし、それを気にしすぎて生活に支障がある、ということではない。 老後が不安でタンス預金に走ったり個人年金に重課金したりはしない。 家を出たら鍵を閉めたか不安で落ち着かないなどということもない。 ガスの元栓など気にしたこともない。 だから、俺は不安が好きなんじゃないか、と思って書き始めている。 ここには好きなことを書くのが決まりな

          不安でいいじゃないか