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ヴルカヌスインヨーロッパ(スペインでインターンシップ)
ヴルカヌスインヨーロッパというプログラムで2022年の8月からスペインに渡航し,2023年の3月まで7か月間のインターンシップをしています.初めての記事は自分がどうしてこのプログラムに興味をもって応募したのかと,現状参加してどうだったかについて書いてみます.
どうして参加したのか?
本当に決めたのはなんとなくでした.偶然大学のメーリングリストでこのプログラムを見つけて,自己負担がほとんどなくて一年間もヨーロッパに住めるってところが魅力的すぎて興味をもちました.でも現実的なことも考えてて,その時はM1だったため,研究を途中でぶった切って一年も全く関係のないインターンするのはどうなんだろう,学部生の頃に見つけてたら絶対応募してたなぁとか思ってました.(あと正直すこしうさんくさかったので,超ブラックな環境で雑用させられるだけじゃないかとかもいろいろ考えました.)
迷ったけど応募を決めたのはプログラムの事前説明会に参加して過去の参加者の体験談を聞いてからです.具体的には覚えてないですが,その参加者の方はこのプログラムを通して自分の研究分野を絞ったり,新たな研究を進めていたり,卒業後の大学院を決めていたりしました.
(1)自分が想像していたより研修内容に専門性が高い
(2)修士の学生の方がより専門的な研修をしている
(3)情報系の企業も学生も多く参加している
等のことがわかり,意外とちゃんとしてるし,受かりそうだし,参加しても大丈夫だ!と確信を持って応募しました.あとは自分も海外大学院で博士課程に少し興味があった(本当はヨーロッパよりはアメリカ合衆国の方が興味あったんですが)ので海外の生活に慣れるという意味でも完璧でした
自分はいつも人生の決断はやるかやらないかで迷ったらとりあえずやるのが大切だと思ってるので.とりあえず出して.後からなんとかする!という気持ちで出しました.推薦文も必要だったので大学でお世話になっている教授にも早めに話して相談し,先生もこのプログラムを怪しんでて少しもめたりもしましたが.説明会に参加してわりとちゃんとしてそうなプログラムだったこと,一年間宙ぶらりんにしてでもこれは自分の将来のためになると思ってると説明してやる気があることを伝えました.(何を言われようがどのみち勝手に出すつもりでしたが)
実際はほかにもよく考えればバックグラウンドでの理由がいろいろありますが,自分語りがすぎるのでとりあえず割愛します(笑)
参加してどうだったか
現在研修が始まって渡航してから5か月ほど経過しました.最初から現在まで通して,参加してよかったとほんとうに思っています.単純にスペイン語が話せるようになったとか,海外インターンシップの経験が得られたとか,職業経験が得られたとか,そういうのもありますが.正直それは期待したほどではありません.一番良かったと思うところは,海外でいきなりひとりで生活を始めて,いろいろな人と出会って,たくさん話して,人として自分がどうありたいかと考えることができたことです.この5か月で自分のメンタルはかなり鍛えられ,内面もかなり改善されたと実感しています.また同じような境遇をもつヴルカヌスの同期の人たちと協力しあったり,コミュニケーションをとったりして,彼らとの友好も深められたのもとても大きかったです.
ちなみにインフレーションとか戦争の影響で奨学金だけじゃ全然足りなかったとか,盲腸にかかったり,家探しだったり,ルームメイトだったり,いろいろトラブルがいっぱいありましたが,意外となんとかなるもので,いい刺激でした笑. とりあえず自分にはとってもよい人生の休憩時間になってます.あと二か月というのが信じられないですが,最大限楽しんで帰ります.