「課題」に対して正しい「目標」設定ができているか。

個人的にとても参考になったなと思う書籍はいくつかあるのですが、「確率思考の戦略論」は普遍的かつ実践的なマーケティングの教科書として、大変参考になるものだと思っています。

マーケティングセオリーに関して、内容は本書にお任せしますが、私が普段から特に注意している正しい「目標」をする、ということについてご紹介します。本書では「第4章 数字に熱を込めろ!」となります。


「課題」に対して正しい「目標」設定が出来ているか。

以下の図では、正規分布の確率密度関数が「課題」、赤太線が「目標」、そして「目標」から±1σの面積が「成果」だと考えてください。

正しい「目標」設定ができれば「成果」は68%。

「課題」に対して 正しく「目標」が設定されると
「成果」は68%

「目標」設定が1σずれると「成果」は49%に

「課題」に対して 「目標」設定が1σずれると


「成果」は49%に

「目標」設定が2σずれると「成果」は16%に

「課題」に対して 「目標」設定が2σずれると
「成果」は16%に
  • 多少「目標」設定がずれたとしても、ある程度の「成果」が上がるので、早く軌道修正すれば良い。

  • 大きく「目標」設定がずれていた場合、「成果」は全く上がらず、努力は無駄になる。早期の軌道修正が必要。

仕事でも日常生活でも、何かうまくいかない時には、上記を思い出して、課題設定や目標設定がそもそも間違っているかも、と早く軌道修正するようにしています。

不器用な私ですが、早期の「目標」の軌道修正がでどうにかこうにか人生を全うしていると言っても過言ではありません。

物事や問題の本質を見極めるためにも、これからもずっと活用していきたい考え方です。


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