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メンターを活かせる人・活かせない人のたった1つの違い

「メンターに何を聞いたら良いのかわかりません。ゆうとさんは、メンターとどういう付き合い方をしていますか?」

こんにちは、ゆうとです^^

先日、クライアント様から上記のようなご質問をいただきました。

メンターとの付き合い方に悩まれている方は、多いですよね。

特に初めてのメンターを探している方にとっては、悩みの深い問題かと思います。

そこで、今回の記事では、僕が今までに数々のメンターからお世話になってきた経験を下に「メンターを活かせる人・活かせない人のたった1つの違い」と題してお送りしていきます。

ちなみに、僕の「メンター体験談」は、下記の記事にまとめてありますので、もしご興味がありましたら、どうぞ合わせてご覧になってみてくださいね。

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それでは、行ってみましょうー!

メンターを活かせる人・活かせない人のたった1つの違い

結論からお伝えすると、「自分を持とうとすること」が重要です。

ポイントは、「自分を持っていること」ではなくて「自分を持とうとすること」という部分です。

メンターのチカラを借りたい!と思う場面では、「自分迷子や人生迷子になっているから、メンターから教えを頂きたい!」と思う方も多いはず。

中には、「『自分軸』を作りたくて、メンターのチカラを借りた」という方もいらっしゃるかと思います。

でも、そんな状況でも「自分を持とうとすること」だけは諦めないで欲しいんですよね。

「自分を持とうとすること」さえも諦めてしまうということは、自ら「人生の舵」を手放し、メンターに依存することになってしまうからです。

残念ながら、メンターは、全知全能の神でも聖人君主でもありませんからね。

「依存」されると、距離を取りたくなるのが人間という生き物です。

そんな状況を作ってしまうと、せっかく素敵なメンターを見つけたとしても、良い関係を築けなくなってしまいます。


この状況は、「子育て」に例えるとわかりやすいかもしれませんね。

僕には愛する息子が2人いますが、彼らが買い物中に歩き疲れて「もう歩けないぃ〜」と抱っこやおんぶを要求してくると、結構疲れます。笑

心の底から愛している息子たちに対してでさえ、「少しは、自分で歩いてくれよ〜」と思います。

だって、20kg以上ありますからね。

抱っこやおんぶをして歩くのは、なかなかにしんどいものです。

腕がちぎれます。


メンターとの関係性の場面でも、子育てと全く同じ状況が発生します。

「私は、どうしたら良いんでしょうか?」

という依存姿勢のままメンターのチカラを借りようとすると、せっかくのメンターのチカラを活かすことができなくなってしまいます。

きっと、

「あなたは、どうしたいのですか?」

と聞かれて、会話が終わってしまうはず。

なので、上手に話そうとしなくても良いし、完璧を目指さなくても良いので、今のあなたが使える言葉をたくさん使って、あなたが信じたメンターに相談をしてみることをオススメします。

「メンター」と呼ばれるステージの方であれば、きっとあなたの言葉を掬い上げてくれるはずですから。

ちなみに、過去の僕は「自分を持とうとすること」を放棄して、メンターに依存姿勢のままサポートをお願いしたことがあったのですが、当時お世話になっていたメンターから、こっぴどく叱られた経験があります。(あれは、愛のムチでした)

▼その頃の体験談はコチラ

メンターと良好な関係を築くためには、「答えもらい」ではなく「答え合わせ」がオススメです。

具体的にいうと、「私はこう考えたのですが、メンターならどう考えますか?」という質問の仕方がベストなのかなと。

義務教育であれば「答え」を教えてもらえましたが、人生という学びの場面では、教訓の中から、「自分だけの答え」を導き出すチカラが必要になります。

特に、副業や起業をし「自分のチカラで稼げるようになりたい!」と考えている方なら尚更のこと。

「自分を持とうとすること」が、「自分軸」の柱になります。

そうですね・・・

イメージとしては、「棒アイス」みたいな感じでしょうか。

「自分を持とうとすること」=「棒」で、

「教訓」=「アイス」です。

そして「自分軸」=「棒アイス」が出来上がります。

そもそも棒がなければ、棒アイスは作れませんからね〜。

(あれ。この例え、ちょっと分かりにくい気がして来ました。笑)

ちなみに、

「そもそも、その棒(自分軸)がないから、困っているんだよー!」

という方は、「氷柱」や「鍾乳石」をイメージしてみても良いかもしれません。

最初は何もなかった場所でも、「ここに柱を作る」とさえ決まれば、氷柱や鍾乳石ができあがります。

(例え話にこだわりすぎて、ちょっとややこしくなった気がするので、話を戻しますね。笑)

とにかく、メンターを活かせるようになりたかったら、「自分を持とうとすること」だけは、最低限、大切にして欲しいポイントだと僕は思います。

ちなみに、メンターを探し求めて、カウンセリングやコーチングを受ける方もいらっしゃるかと思いますが、カウンセラーやコーチが未熟な場合も、お互い不幸になってしまうケースがありますので、ご注意ください。

では次に、個人情報は守りながら、過去に僕が受けたことがある相談の具体例をご紹介しますね。

僕と同じように、相談業を生業にしている方は、提供者側目線でも参考にしていただけたらと思います。

【危険】不幸になるメンターの活かし方

過去に、こんなご相談を頂いたことがあります。

「メンターを探して、人生で初めてのコーチングを受けました。

今後の人生について相談をしたら、コーチから怒られてしまいました。

ひどいコーチですよね・・・」

果たして、上記の話に登場したコーチは、本当に「ひどいコーチ」なのでしょうか?

どんな会話をしたのか。もう少し詳しくお聞きしてみたところ、下記のような流れがあったことがわかりました。

クライアント:「人生に悩んでいます。私は今後どうしたら良いのでしょうか?」

コーチ:「あなたは〇〇をした方が良いと思いますよ」

クライアント:「でも、私はそれは違うと思います。アドバイスがしっくり来ません。」

コーチ:「あなたのそういう態度が、人生をダメにしているんですよ!!怒」

クライアント:「(え、、、私はお金を払って相談をしているのに、ひどいコーチだ!!!)涙」

さて、あなたは上記のやり取りを見て、どちらが悪かったと思いますか?

よかったらちょっと考えてみてください。





答えは出ましたか?

僕の答えは





「どちらも」です。

クライアント側は、コーチに「依存姿勢」で向き合っていて、コーチ側はその要求に対して「応える」をしてしまっているからです。

例えるなら、崖の上で揉み合いになった結果、どちらも崖下に落ちてしまったような感じです。

お互いが、相手のことを「下に観る」をしている状況だと、こういうことが起きがちなんですよね。

クライアント側は「お金を払っているんだから」という上から目線でコーチを観ているし、コーチ側も「相談にのってあげている」という上から目線になっています。

相手にリスペクトがない状態では、良好なコミュニケーションは図れないため、お互いに不幸な状況に陥る結果になってしまったというわけなんです。

せっかくなので、もう少し詳しく解説してみますね。

まず、そもそもクライアント側は、「オーダーの仕方」を間違えています。

「私は今後どうしたら良いのでしょうか?」という質問は、レストランで「なんでも良いから美味しいものをください」というオーダーをしているような状況です。

それなのに、目の前に出てきた料理を見て「これじゃない!」と言っているわけですよ。

そりゃあ、シェフも起こります。笑

「なんでも良いと言ったくせに!!」と思うシェフ側の気持ちには同情ができます。

とはいえ、シェフ側(コーチ)も、お客様からの「オーダーを深掘り質問する」という手間を省いてしまっているので、プロとしてイケていません。

「中華が良いですか?洋食が良いですか?肉ですか?魚ですか?」

という深掘り質問を事前にしておけば、すれ違いによるトラブルは防げたはずですからね。


ここで、ちょっと話はそれますが。

「相談業」という働き方について、「話を聞く」さえできれば、誰にもできる簡単な仕事だよ!なんていう人がたまにいますが、全然簡単なものじゃありませんからね。

誰にでもできることを、誰でにもできないレベルで出来るようにならないとプロとして食べていけない世界です。

なんだか、どうして話たくなっちゃいました。ごめんなさい、話を戻しますね。


ちなみに、上記の場面では、どう対応するのがベストなのか?というと、もし僕がコーチ側なら、「何もしない」を選びます。

だって、崖の上で揉み合いになって、一緒に転落したくないじゃないですか。

きっと、何かしたらの答えを提案し「応える」を選べば、クライアントは、また「文句」を言うことでしょう。

そして、最悪の場合、他の場所に言って、僕に話したときと同じように「悪口」を言うはずです。

つまり、僕の悪評が立ってしまうわけです。

これは、長くビジネスをする上では、最悪の状況を招くことになりかねません。

往々にして、悪口というのは尾ひれがついて、ありもしないことが、さも事実かのように広がってしまうものですからね。

でも「何もしない」を選べば、クライアントは「何もしてくれなかった」とは感じるものの、何も起きていないのだから、悪口の言いようがありません。


「お釈迦様と悪口男」というお話をご存知ですか?

悪口男が群衆の前で釈迦様を罵倒するものの、釈迦様は黙ってその男の言葉を聞き続け、一言も言い返すことをしなかったそうです。

そうしているうちに、悪口男は虚しくなってへたりこんでしまいました。

その様子を見たお釈迦様は、ようやく口を開きます。

「今、あなたは私のことをひどくののしった。しかし、私はそれを受け取らなかった。」

そう、「悪口」は自分が受け取らなければ、相手の元に戻るんですよ。


実は、コーチとクライアントの関係もこれと同じなんです。

きっと優しい人ほど「お金をもらう」をしたら、どんな言葉も受け取らなければいけないような気がしてしまうかと思います。

でも、「受け取らない」をすることで、「そうか、この伝え方では、アドバイスをもらえないのか!」という「気づき」を相手に与えることができるのも、プロコーチがクライアントに与えることができる「価値」の一つなんですよね。


とはいえ、対話の場面で、お金を払ってくださっているクライアントを無視して良いわけではありませんよ。(念の為)

上記の場合、実はクライアントが本当に求めているものは「答え」ではなく「問い」なんです。

多くの人が、人生に行き詰まると「問い」を立てる心の余裕がなくなります。

だから、コーチ側がするべきことは、クライアントに「問い」をプレゼントすることなんですよね。

上記では、わかりやすさを優先するために、一旦「何もしない」という表現を使いましたが、さすがにお金を頂いておいて何もしなかったら、ただの詐欺師になっちゃいますからね。笑

なので、僕なら下記のようにアプローチをします。

クライアント:「人生に悩んでいます。私は今後どうしたら良いのでしょうか?」

コーチ:「あなたはどうしたいのですか?」

クライアント:「それがわからないから、相談しています!どうしたら良いでしょうか?」

コーチ:「ちなみに、何に悩んでいますか?仕事ですか?家庭ですか?お金ですか?それ以外ですか?焦らなくて良いので、一つずつ一緒に観ていきませんか?」

上記はあくまで一例ですが、クライアントに「問い」をプレゼントすることで、「悩み」を「問題解決」へと進めることができるようになります。

で、多くの場合は、こうした対話を繰り返しているうちに、問題が解決されていくのですが、たま〜に依存姿勢の強い方がいらっしゃいます。

どんな「問い」を投げかけても、「わかりません。助けてください。」の一点張りだったり、ニコニコ笑うだけで、何も言葉を発しないようなケースです。

そういうときは、お互いのために、一旦距離を置くことが問題解決に導いてくれるアプローチになります。

そして、もし何度対話をしても、クライアント側が「自分を持とうとすること」をせずにいる場合には、「セッション」という手段が最適ではないこともあり得ます。

なので、その場合には、他の手段を活用することで、クライアントに変容をプレゼントすることができるようになるのですが・・・

今回のテーマから話が逸れすぎているような気がするので、この辺りの「人を導くチカラ」については、需要があれば、またの機会にご紹介しますね^^


さて、「不幸になるメンターの活かし方」について、具体例を挙げながら説明してきましたが、ご理解いただけましたか?

(今回は、結構シビアなテーマを扱っている記事なので、齟齬なく伝わることに気を配りながら、言葉を選んだつもりではありますが。ちょっと心配です。どうか穏やかに伝わっていますように。)

「メンター」は神でもなければ、聖人君主でもなく、人間ですからね。

お互いに、リスペクトを持ってお付き合いすることが大切だと僕は考えています。

メンターを活かせる人と、活かせない人のたった1つの違いは、「自分を持とうとすること」だと僕は思います。

あなたとご縁のあったメンターとの出会いが、お互いにとってより良いものになりますように。心から願っております。

この記事が参考になれましたら幸いです。

p.s.

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