「めんどくさい」の乗り越え方トレーニング
こんにちは。佐々木優斗です。
先日、僕のセミナーを受講してくださった方から、こんなご質問をいただきました。
「なんで優斗さんは、そんなに行動できるんですか?“めんどくさい”を感じることはないんですか?」
ありがたいことに、僕はよく「行動力がありますね!」とお褒めいただけることがあります。
でも、おそらく人並みには「めんどくさい」を、感じていると思いますよ。笑
(今だって、このnoteを書くことに「めんどくさい」を感じていないわけじゃないしw)
20代の頃なんて、怠惰が過ぎて、部屋の中がゴミ屋敷みたいになっていたこともあるし・・・(今は違うけど)
とはいえ、受講生さんからご質問を受けて気付いたんですが、
「めんどくさい」の乗り越え方トレーニングは、してきたな、という自負はあるし、今でも現在進行形で続けているので、このnoteを読んでくださっているあなたにもシェアできるかと思い、筆を取った次第です。
夢や目標を叶えたいなら、「行動」が必須条件。
そして、「行動」を起こす際には「めんどくさい」がセットで付き纏ってくるから、「めんどくさい」に対抗するための、対抗力を持っていると、実は、夢や目標を実現しやすくなるんですよね!
というわけで、今回の記事では、
「めんどくさい」の乗り越え方トレーニング
と題して、僕が普段から「めんどくさい」への対抗力を高めるためにやっていることをご紹介させていただきます。
参考になれれば、幸いです。
そもそもなぜ人間は「めんどくさい」を感じるのか?
僕たち人間が、本能的に、無意識的に最も大切にしていることって、なんだかご存知ですか?
それは「死なないこと」です。
つまり「生命維持活動」を本能的・無意識的に最優先するようなシステムが、僕ら「人間」には組み込まれています。
これを、ホメオスタシスとか現状維持機能と言います。
だから、無意識に人間は「変化」を嫌い、避ける仕様になっています。
安全に生きられている「今」が最も大切であり、変化をすることで、予期せぬ危険が訪れることを極端に避けようとするんですよね。
「ダイエット」を例に挙げるなら、「痩せたいのに痩せられない」という状況は、「痩せると死んじゃうかもしれない」と本能が勝手に判断しちゃうから実現するのが難しいんですよ。
このとき、本能から湧き出る「死にたくない」という本音の本音が、形を変えて「めんどくさい」という形で、僕らの「行動」を全力で抑止してきます。
これが、「めんどくさい」が出てくるメカニズムです。
だから、もしこのnoteを読んでいる方の中で、
「私って、いつも三日坊主になっちゃうんです。継続力がなくてダメダメなんです。」
なんて思っている方がいらっしゃるとしたら、それはただの「気のせい」です。笑
「めんどくさい」が出てくるのは、あなた個人の仕様ではなく、全人類に備わっている仕様なので、どうかご自分を責めませんように。
「でも、“めんどくさい”が本能から湧き出てくるものなら、抗いようがないじゃん!どうしたら良いの?」
と感じたあなたのために、
次に、「めんどくさいを乗り越えるられるじぶん」になれる方法をご紹介していきますね。
めんどくさいを乗り越えるコツとは?
本能から出て来る「めんどくさい」を乗り越えるためのコツ。それは・・・
「本能に気づかれないように、変化する」です。
いきなり大きな変化を起こそうとすると、本能が全力で「死にたくない!!」という理由から「めんどくさい」を発動してきます。
そこで、本能に気づかれない程度の「小さな変化」から起こすようにしてみるんですね。
これを専門用語で「スモールハビット」と言います。
「ダイエット」に失敗する人は、短期間で大きく体重を落とそうとして、絶食をしたり、過度な運動を突然はじめてしまう人です。
これをやると、本能が「大きな変化」に耐えきれないので、挫折が起こってしまうんですよね。
逆に、ダイエットで成功する人は「一日5分のウォーキング」程度の、小さな「小さな変化」から起こしていける人。
「小さな変化」から始めると、本能に邪魔されることなく「変化」を起こしていくことができるので、ダイエットで成功することができます。
これが「めんどくさい」を乗り越えるためのコツです。
ただし、とはいえ。
「小さな変化」や「小さな行動」ですら、「めんどくさい」を感じるという方も多くいらっしゃるかと思います。
例えば、「食器を洗う」とか「目の前に落ちているホコリを払う」とか。
「家事」ってめんどくさいですよね。笑
では次に、めんどくさい「家事」のような「小さな変化」でさえも、行動に起こしていけるコツをご紹介します。
みるみる家事が終わる!”めんどくさい”の乗り越え方
「家事」のような、「やらなければいけないこと」に対して、「めんどくさい」を感じる方は多いもの。
かくいう僕自身も、そうです。
できれば、全部誰かにやってほしい。笑
でも、家政婦さんを雇うような余裕はまだないので、我が家では僕が積極的に家事をこなしています。
その際に、僕がいつも意識しているのは、「寄せる」という行為。
いきなり全て「片付ける」をしようとすると、「大きな変化」に繋がり、「めんどくさい」が発動してしまうので、
すこ〜しだけ、「片付ける」の方向性に「寄せる」をしようとするんですよ。
例えば、食後の食器を全部「洗う」をするのは、めんどくさい・・・
だったら、とりあえず「流しに持っていく」ということだけはしてみようか。とか。
例えば、服を全部「畳む」をするのはめんどくさい・・・
だったら、とりあえず「Tシャツ1枚だけ畳む」だけしてみようかな。とか。
とにかく、いきなり100点を目指さない!がポイント。
少しずつ、少しずつ。自分の本能を騙しながら、理想の形に「寄せる」をしていくんですよ。笑
するとね。不思議なことに、少しずつ「寄せる」をされた物事は、いつの間にか「完了」されていくんです!!
仕事もこれと同じ要領でいけます。
例えば、僕は今、この「noteを書く」をすることに、めんどくさいを感じています。
でも、本当は書きたい!と思っている自分もいるので、ひとまず、PCの電源をつける(寄せる)をして、
次に、書きたいことは特に決まっていないけど、冒頭に「こんにちは!」まで入力してみるんですね。
すると、「ここまで来たんだから、もう少しやるか〜」というスイッチが入って来るので、そのままの勢いで、今ここまで書き進めました。
こんな感じで、家事も仕事も「寄せる」がポイント!
「寄せる」くらいなら、負担は少ないので、「めんどくさい」が出て来づらいんですよね。
宮崎駿監督に学ぶ「めんどくさい」の乗り越え方
最後に、宮崎駿監督のちょっとびっくりする話をシェアさせていただきます。
あなたは、あの宮崎駿監督の口癖が「めんどくさい」だった。ってご存知ですか??
僕はこの話を始めて聞いた際、衝撃を受けました。
だって、宮崎駿監督といえば、天才で神のような存在だと勝手に思っていたので、「めんどくさい」なんて感じないタイプの人間なんじゃないかな?と思っていたからです。
でも、言われてみればたしかに。アニメ映画を完成させるための工程は、たしかに「めんどくさい」の連続ですよね。
きっと、登場人物の髪の毛一本一本を描いているときなんて、終わりの見えない「めんどくさい」の中にいることでしょう・・・
でも、その「めんどくさい」を乗り越えなければ、作品は完成しないということを知っているので、
「めんどくさい」が出て来ることを認めて、諦めて、さっさとやってしまう!という選択をしていらっしゃるんじゃないかな?と思いました。
そんな風に考えてみると、自分の中から「めんどくさい」が出てきたら、「成功」の方角に向かって、正しく進めている。ということの証明になっているのも?しれませんよね。
さて、あなたは、「めんどくさい」が出て来たら、今後はどう対処しますか?
僕は、どうせやらなきゃいけないことなら、さっさと「認めて」「諦めて」→「やる!」という選択をし続けていきたいと思っています。
この記事が、あなたの参考になれれば、幸いです。
(よし!!これで、今日もnote1記事書けたぞ!笑)