【BL小説】Finder #13
★推奨BGM
切なくて複雑な気持ちにぴったりかなと思って選んでみたけど、どっちでもいいです笑
#13(R18)
「わかった、じゃあ先入るね」
そう言って蓮がバスルームに消えていった。
我ながら、大胆なことを言ってしまったな…
受け入れてくれたからよかったけど。
蓮がどういうつもりなのかはいまだにわからなかった。
というか、
オレも蓮とどうなりたいかなんてわからない。
ただ、一緒にいて心地よくて、これからもそうであればいいなと思うだけ…なんだ、たぶん。
そんなことを考えながら
ベランダやテーブルの上を片付け終わった頃、
蓮がバスルームから出てきた。
バスタオルだけ腰に巻いた姿で
「どうせ脱ぐからこれでいいよね?」
とかなんとか言っている。
そうだけど…もうちょっと雰囲気とかないの!?
って思いながら、
これも顔に出てるかもしれないと思い出して、
あわててバスルームに駆け込んだ。
シャワーを浴びているのに鼓動は早くなるばかりで、どんな顔して出ればいいのかわからない。
高鳴る期待と押し寄せる不安…
深呼吸をしようとしたけど上手くできずに、呼吸が浅くなる。
なんとか平静を装って部屋に戻った。
さっきのオレの反応を気にしたのか
部屋の電気が間接照明だけになっていた。
ベッドにすでに横たわった蓮が
こっち来なよと手招きする。
腰に巻いていたバスタオルを取るのが恥ずかしくて
そのまま隣に潜り込もうとしたら、
あえなく剥ぎ取られてしまった…
蓮も全裸になっている。
滑り込むように隣に入ると、
蓮が抱き寄せてキスしてきた。
自分で言ったのに
心の準備ができてなくて
正気を保てない。
なんとか誤魔化そうと
「今日はやけに積極的…じゃね?
もしかして、溜まってるの?」
って冗談ぽく聞いてみたら
「そうかも。
昼も花火も楽しかったし
なんとなくそういう気分」
と、あっさり認められた。
「こないだはビックリしたけど…
できるってことはわかったから。
今日はちゃんとしたい。」
「そ、そっか…
受け入れてくれたのはうれしかった。
オレも、まさかそうなるとは思ってなかったけど…」
「柊は男ともしたことあるの?」
「え?それはないよ、こないだが初めて」
ふいの質問に、声が震えてしまった。
「俺はどっちもない。
他人とそういうことしたのはこないだが初めて…
柊がいいなら、今日は最後までしたいんだけど…」
「最後…え?
できるかな…
っていうか、こないだが初めて!?」
意表をつく告白と
意外な希望に
変な声になってしまった。
「嫌だったら別に無理しなくていい」
「いや、、それは、、嫌じゃない…」
…嫌じゃないけど、オレでいいの?
って言葉に出る前に強く抱きしめられて、
そんなことはどこかに飛んでいってしまった。
…to be continued
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読んでいただいてありがとうございました。
また間があいちゃってすみません🙇
今ちょっと忙しくて、、
そんな中、2万字超えたら創作大賞に応募できるらしいので、
基本は残しつつ、書き直して応募できたらいいなと思っています。
…間に合えばね。
なので、次もあいてしまうかもしれないけど…
気長にお待ちいただけたらうれしいです。
そして、書き上がった際には、応援いただけたらすごくうれしい☺️
BL書くなら濡れ場を書かないといけないと、なぜか思いこんでいたんだけど、
自分があまり書きたくないのと、
別にそれを僕が書くことにたいして需要はないってことに気づいたので、
書き直すならその辺は変えようと思います。
では、また🖐️
よかっらイイね🩷や感想をもらえましたら
泣いて喜びます!
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