自分と何かの距離が遠近になっていく
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自分と何かの距離が
遠近になっていく
自分と何かの距離が
近づくこともあれば、
遠ざかることもある。
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「気づいたら、あの場所行っていた」
「気づいたら、つくっていた」
「気づいたら、書いていた」
気になっているもの、身近なものが
近づいた気がする。
本かもしれないし、
書くことかもしれないし、
行ってみることかもしれないし、
働くことかもしれないし。
「今のところは...」と糸で仮止めを。
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「本が読めなくなってしまった」
「書くことが少し嫌になった」
「働くってなんだろう」z
「災害が起こっても、動けなかった」
今は遠ざってしまう。
気になっていたこと、
ずっとやってきたことがあっても
身体が動かないこともある。
気持ちがついていかないことも。
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「休んでみるのはどうだろうか。」
ただ、止まることが怖い。
僕は止まり、周りが動く。
流れる川の石と水みたいに、
僕と自転する地球みたいに。
(でも、今はちょっと一休み。)
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「お!こんにちは、お久しぶりです」
子供の頃にもらった
誕生日プレゼントのおもちゃように、
押入れから出てきた卒業アルバムのように、
赤ちゃんのころの写真のように
(また思い出すのだろう。)
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「これぐらいは朝飯前ですよ」
無邪気に野原で虫取りをしていたみたいに、
公園でなぜか走り回っていたみたいに
時間を忘れるぐらいに
(またやってみるのだろう。)
僕は、
自分と何かの距離が
遠近になっていくのを
みてみたい。
2023/3/26