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Jリーグ通算200試合

2024年11月3日の八戸戦でJリーグ通算200試合を達成した。今シーズンの一つの目標にしていたので達成出来て嬉しい。
節目節目で感じているが、ここまでプレー出来ているのは当たり前のことではない。たくさんの人がサポートしてくれたおかげでここまでやってこれた。本当に感謝したい。特に今回は、両親について感謝を述べたいと思う。
親父は、サッカーを始めた頃から僕たちのことを応援してくれていた。(弟は福島ユナイテッドでプレーしている、森晃太)週末になれば、3人でボールを蹴って練習してきた。
また、サッカーを始めた頃から、見れる試合はほとんど見に来てくれた。当然、今でもDAZNで観戦したり実家の近くの試合には見に来てくれている。
父親からは、サッカーのプレーのこともたくさん教わったが、人生においての考え方の多くを教わった。今でも僕のアイデンティティとして残っていることがたくさんある。
小学生の頃、ひょんなことから「朝練をしよう。」ということなった。時間は6時から約1時間。もともとは、登校の時間に合わせて起床していたので、7時台に起床していたのが、1時間早くなった。小学生にとってのこの1時間は大きいし6時起床は早いほうだと思う。実際、もう少し寝たいと思っていた。でも、朝練の理由を聞いて、なんだか腑に落ちて頑張って起きるようになった。
親父に言われたのは、
「ただサッカーの練習をするためじゃない。これは早起きの練習でもあるよ。」この言葉に納得感があった。
「この先、もしかしたら少し遠い高校に通うかもしれない。サッカー選手じゃなくて、普通の会社に入ったら、朝、始動が早い会社に入るかもしれない。その時の困らないようにするためだよ。この時間に起きれたら早起きの耐性はつけられるよ。」
こんなニュアンスのことを話してくれた。
このおかげで、僕は今でも朝起きることには強く、トレーニング前の時間を有効活用することが出来ている。
他にも、口酸っぱく言われた言葉がある。
「たかが、サッカーだろ?もっと楽しんでやれよ」
俺が悩んでいる時や上手くいっていないときによくかけてくれた言葉だ。誰よりも応援してくれているからこそ、引退した後のことを常々意識して会話をしてくれていたように感じる。他にもいろいろあるが、これらの言葉は僕が(僕らが)プロサッカー選手になれた前提で様々なことを伝えてくれていた。これも俺にとって心の大きな支えになっていたように思う。

母親は、とても明るく社交的だ。母の事を知っている方はよくご存知だと思う(笑)
僕は5歳の冬にグランパスのアカデミーに合格した。そこから高校を卒業するまで、平日は母が毎日車で送迎してくれた。自宅から練習場が遠く、もし電車で通っていた場合、車の倍くらいの時間がかかってしまっていた。その時間を少しでも減らそうと送迎をしてくれたし、そのおかげで高校生になった時も寮に入らずに自宅から通うことが出来た。また、食事の面でもたくさん勉強してくれてサポートしてくれていた。
また、幼い頃から僕のする選択に対して否定的な意見を言ってきたことは1度もなかった。怒られた記憶が本当にない。どんなときも自信をつけてくれた。その分、失敗したり、周りに迷惑かけてしまうことはあったけど、自分で考えて行動する癖がつき、今の自分自身の人格形成に大きな影響を受けた。
このようなこともあり今でも仲は良いし、他の人と比べると、実家に帰省する回数もかなり多いように思える。
母との会話で印象的だった言葉もある。「妬むより妬まれたほうが良い人生だよねー」良い言葉だなと思った。「自分が上手くいってない時は、周りの人のことが良く見えるし、その人の悪口も言いたくなる。でもそれって、カッコ悪いよね。だったら、周りから妬まれるくらい頑張って、羨ましがられてむしろ悪口を言われるくらいのほうがかっこいいよね。」
そこから、周りの人に何か言われてもほとんど気にしなくなり、自分がなりたい自分に向かって進むことが出来た。プロサッカー選手になるために毎日を過ごしてきた。
高校3年生の時、怪我でなかなかプレーが出来ていなかったけど、トップチームに昇格させてもらった。ただ、その時の面談で大学進学の選択肢も多数あることも伝えられた。
そこでの母の表情は今でも忘れない。
俺がなりたかったサッカー選手を応援する気持ちと母親として心配する気持ち。その両方を感じ取った。
それがあったから、心配かけたくないと思いここまでやってきたし、どんな状況に陥っても歯を食いしばって全力で毎日を過ごしてきた。
11年目のシーズンも終わろうとしている。来年には30代に入る。この世界ではいよいよベテランと呼ばれる年齢に入ってきた。ここから先は、また新たなフェーズに入ってくるだろう。今まで以上に自分と向き合ってアップデートし続けて毎日の過ごしていきたい。
おかげさまで身体はまだまだ元気だ。だからこそ、少しでも長く元気にプレーする姿を見せることが親孝行だと思う。なので、これから先少しでも長くプレーし次は300試合目指して頑張っていきたい。

まずは、今シーズン残りの2試合。特に次はホーム最終戦。今シーズンなかなかホームで勝てていない中で、自分のゴールで勝利に貢献したい。
最後まで全力で戦っていきます。
応援よろしくお願いいたします。


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