台湾で官民の連携によって生まれた「マスクマップ」
対策会議の結果、台湾の国民皆保険制度を活用して、全民健康保険カードを使った実名販売を始めることにしました。ただし、あるコンビニで誰かがマスクを購入したら、その情報がリアルタイムで別の店舗にも共有される必要があります。
-「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」P23より引用
2021年6月の課題図書は「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」。台湾のコロナ対策動向を勉強する意味も込めて、本書を読み始めました。第3回目のnoteです。
台湾ではマスクによる防疫の有効性が感染拡大初期から認識されており、冒頭に引用した通り、マスクマップが作成されました。買い占め防止にもなりますし、どの店にマスクが置いてあるかがわかりやすい。国民にとっては非常に使いやすくありがたいシステムだったと予想できます。
その次に、今度は並んでマスクを購入する時間的余裕がない人のために、スマホを使ってコンビニでマスクを購入するシステムを設計しました。また、台北では自動販売機でマスクをキャッシュレス決済で購入できるようにしました。ただし、「誰がマスクを購入した」という情報は、中央健康保険署にリンクされるようにしました。
-「オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る」P25より引用
実名で誰が購入したかが共有されれば、転売対策にもなるだけでなく、誰にマスクが届いているかを追跡できるため、普及率を計算することもできます。日本では依然として転売対策が進みませんが、参考になる販売方法ではないでしょうか。
「アベノマスク」という手で日本は対処したわけですが、まぁアナログですよね笑。品質が良ければそこまで悪くない打ち手だったと思いますが、開封すらしてません。国民を舐めてるやろ。
5月末時点で万全の対策を期した台湾ですら、変異株が猛威をふるっており、衝撃が走りました。日本の自粛お祈り対策じゃあ、ワクチン無ければ、また第5波来るの予想できますね。備えておきましょう。
今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
COCOAは効果があるか、ユーザーに分かりにくいんだよなぁ。アプデ来ないし笑。
このnoteは「日刊ムショク」と題して、
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