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最良の投資方法とは。
率直に言うと、最良の投資方法とは、暴落時にどんな価格でもとにかく売らなければならない人から買うことである。これまでに我々が成功させてきた投資の多くは、このような状況で行われたものだ。ただし、注意すべき点が二つある。
-「投資で一番大切な20の教え」本文より引用
2021年3月の課題図書は「投資で一番大切な20の教え」。第5回目のnoteです。
なるほど。安く買って高く売る、のが投資の基本ですから、暴落時に売らなければならない人から買うのは一番安い可能性があるでしょう。そう考えると、コロナ禍は絶好の投資機会でした。まさしく、なんとしてでも売りたい人が大勢いたのですから。
・投売りする人から買い、どんな価格でもよい買い手に売るというやり方で投資家としてのキャリアを築くことはできない。このような相手はつねに存在するわけではなく、危機時かバブル期という、まれにしか訪れない極端な状況でのみ出現するからだ。
-「投資で一番大切な20の教え」本文より引用
・投売りする人から買うことはこの世界で最良の選択肢だが、投売りする側になるのは最悪の道である。したがって、最悪の時期に資産を売らずに保持できるよう、やりくりすることが不可欠だ。そのためには長期資本と心理的な強さが必要となる。
-「投資で一番大切な20の教え」本文より引用
投売りするのは最悪の道。確かにそうですね。特に優待株は基本的に持ち続けてこそ効果を発揮します。株価が10倍にもなれば話は別ですが、長期的な視野に加えて、手放さないための長期資本と誘惑に負けない心理的な強さが必要。
本書では価格に大きな影響を及ぼす要因として、「心理」と「テクニカル要因」の2つを挙げています。「心理的要因の重要性はどれだけ強調しても、しすぎることはない」と言い切るぐらい。次回はこのあたりを見ていきましょう。
今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
コロナ禍は危機時とバブル期の両方来てない?
このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。