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VRでADVゲームは未体験の領域へと進化する。東京クロノス、クリア後感想。
クリアしました、東京クロノス。
総プレイ時間は約10時間ほど。
VRのアドベンチャーゲーム(以降VRADV)としては、長い部類に入ります。
note執筆時点(2020年2月)において、日本勢が制作した最高峰のVRADVです。
こういう作品が出てきてくれるのは、非常に嬉しいですし、まだまだADVゲームも捨てたものじゃないなと思わせてくれます。
プレイしていて、ADVゲームってVRとめちゃくちゃシナジー噛んでることに気づきました。どういうことかと言うと、
「選択肢に重みを持たせる」ことができるんですよ。これ、重要。
通常のADVゲームだと、ストーリーの分岐点でいくつか選択肢が出てきて、それを選択することによって、話が変化していきます。ここで行われることは
・プレイヤーが選択肢のどちらを選ぶか決定する
・キーを動かして、選択肢を選ぶ
・ボタンを押す
のようになります
つまり、プレイヤーは選択肢がどのようなものであっても、同じ行動を繰り返す。
ボタンを押す動作をひたすらやっていくわけです。
一方、VRADVは上記に加えて、プレイヤー自身の動作を選択肢と組み合わせることができます。例えば、「抱きしめる」という選択肢を「腕を広げ、包み込むような動作」と定義してしまえば、プレイヤーにそうするよう促せます。
これって、異次元の体験なんですよ。
プレイヤーの動作とゲームでの動作がリンクするので、没入感が半端ない。
そういう意味で、今作は「非常に惜しい」ゲームでした。
なぜか?
選択肢の決定が「ボタンを押す」から進化できてなかったから。
ここがもったいなかったなぁと。
シナリオが非常に良くできていて、読み応えも十分なんですが、VRでやる意味ある?って聞かれると微妙なところ。次回作があるかわかりませんが、期待しています。
今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
VRADVは大ヒット生み出す可能性、全然あるよ。
このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。