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deathcrash "Japan Tour '23 in Osaka"

 今年もあっという間に師走に入り、また例年の如く肌に突き刺さるような寒さを感じる季節になった。2023年12月6日、この日は珍しく寒さが控えめだったので、薄手の長袖シャツにナイロンジャケットを羽織り、空気が澱むほど暖房の効いた部屋を後にした。というのも、その夜には待望のdeathcrashの大阪公演が控えていたのだ。  個人的に去年あたりからRed House Paintersにボディブローのような衝撃を受けてから、所謂Slowcoreというジャンル、その周辺に猛烈に惹かれ

    • 3月

      【音楽】 Nia Archives 『Sunrise Bang Ur Head Against Tha Wall-EP』 ジャングル、ドラムンベースのリバイバルを牽引するNia ArchivesのNew EP。アフロミュージックも取り入れた正統のジャングルでめちゃくちゃかっこいい。 Yves Tumor 『Praise A Lord Who Chews But Which Does Not Consume; (Or Simply, Hot Between Worlds)』

      • 2月

        あっという間に2月も終わってしまいました。そういえば、歳をとる度に時間が経つのが早くなるという陳腐な表現をする様になって暫く経つのが悲しい。 【音楽】 Young Fathers 『Heavy Heavy』 前作から5年振りとなるかなり久々のリリースだったけど軽く期待を超えてきた。アルバムを通して聴くとこちら側がクレッシェンドの記号そのものになってしまいそうな程のグルーヴ感。どこか祝祭的で開放的なこのアルバムを聴くと、ポストコロナの時代に突入したのだという実感が湧く。

        • Red House Painters (Rollercoaster) 解説・全曲和訳

          解説 「Red House Painters (Rollercoaster)」はPixiesやCocteau Twinsらを輩出してきた名門レーベル4ADから1993年にリリースされたRed House Paintersの二枚目となるスタジオアルバムだ。1992年にデビューアルバム「Down Colorful Hill」をリリースしてスロウコアの旗手として名乗りを上げた彼らだが、今作は少し毛色が違う。スロウコアとはいってもCodeineやDusterといったジャンルを代表する

          1月

          くそつまらん就活Fuckということで、こうして毎月noteに触れたカルチャーを書き起こしていきたい。 【音楽】 去年の一月といえば、The Weekndが『Dawn FM』でディストピア的ファンクを構築し、FKA Twigsがこれまでのディスコグラフィーで最もポップながらもミニマルなビートの上を妖艶に踊る『CAPRISONGS』をリリースするなど、新年早々動きのある年だった。では、今年はどうなのだろうか。個人的に刺さった曲やアルバム、ハマっている旧譜や行ったライブイベントな