成長していく学校になるために (School as a Learning Organization)
4月9日(金)は、札幌新陽高校の入学式があった。
副理事長・本部長として出席したが、自分が校長ではない新陽高校の入学式は、安堵感、ちょっと寂しく、そして高揚感。
5年間、引っ張ってきたという自負はある。そして、自分が引っ張り続けては、学び場としての学校の価値が下がっていくことを理解していた。
成長していく学校になるためには、「荒井校長の新陽高校」から進化することだと思って、試行錯誤をする5年間でもあった。
学校の校長とは、どんな仕事をするのか、皆目検討もつかなったが、終わってみれば、重責だ。そして、学校長のあり方一つで学校が良くも悪くもなることを実感しているからこそ、僕の校長としての最大の責務は善き人にタスキを渡すことだと思っていた。
壇上に上がっていく、赤司さんの後ろ姿を目で追いながら、毎年の正月にテレビで見る箱根駅伝のランナーもこういう気持ちなんだなと思った。
1区走者として走りきった感じ。
もう走らなくて良いのか、というちょっと寂しさ。
2区にタスキを渡せた安堵感。
そして、
「花の2区」にエース登場の高揚感。
新入生のみなさん、新陽高校のみなさん、おめでとうございます。
これからは、最大の応援団として、みなさんが幸せになるように、サポートしていきます。