コロナ禍におけるカナダ・バンクーバーの生活

Note初めての投稿になるけど、備忘録的に今どんな生活を送っているか書き留めておこうと思う。今バンクーバーに知り合いがいる、もしくは今年コロナが沈静化してから渡航を考えているという人には有益な情報になるかな、と思う。

まず今のバンクーバーの現状から書いていこう。

バンクーバーの所属するブリティッシュコロンビア州(以下BC州)はカナダの中でも比較的COVID-19の影響が少ない州である。

執筆している4/20時点では州内の感染者は1,699人。カナダ全土では36,831人、1番感染者の多いケベック州の19,319人、首都オタワや大都市トロントのあるオンタリオ州の11,184人と比べてもかなり少ない数字だ。

じゃあBC州はかなり対応が早かったのか、とか相当厳しい制限をしているんじゃないかと言われると全然そうじゃない笑。

確かにいま不要不急の外出は制限されているし、レストランは概ねクローズ、営業していてもテイクアウトのみという状況。スーパーも入場制限がかかっていて外に並ぶことも当たり前で、どんなところでもソーシャルディスタンスの2mの間隔を空けないと『なんじゃこいつは。。』的な目で見られる。

でも普通に街は歩けるし警察がパトロールして厳戒態勢を敷いているわけでもない。罰金もないから他の欧米諸国よりだいぶマシな生活だと思う。
自分が働いているカフェが完全に一時閉鎖されたのは3/19水曜日でその週末くらいからで、確かその週末から外出制限がかかり始めたと思う。他の州よりも数日遅かったし、その制限も上記の通り厳しすぎるということはない。なぜ比較的安全かは不明だけど、西海岸特有のゆったりとした生活や環境が影響しているのかなと思う。アメリカでも西海岸は比較的感染者数は少ない。

さてそんな状況の中、自分の1日のスケジュールは大体こんな感じ。

10:00 起床 1時間くらいどうぶつの森をプレイ
11:00 朝ご飯兼お昼ご飯
12:00 1時間くらいニュースアプリやマンガアプリ見ながら日光浴
13:00 コーヒーを淹れてYouTubeなどの動画。毎日UpdateされるカナダのニュースからDaigoの動画などなんでも。
15:00 Kindleで読書。合間に筋トレとかスマホいじり。
17:00 たまに散歩や買い物。コーヒー2杯目淹れてお菓子食べるティータイム。
18:00 少しどうぶつの森いじったりベットでゴロゴロ
19:00 晩ご飯の準備。医療従事者を讃える拍手もこの時間に鳴る。
20:00 晩ご飯
21:00 晩酌しながらルームメイトとしゃべったりゲームしたりアニメや映画やドラマみたり
23:00 風呂
24:00 ベッドに入りつつゲームを進めたり動画見たり。
26:00 就寝

。。。な、なんて生産性のない。。。。!笑 書いていて嫌になる!笑

まあだからこそこうやってNoteやってみたり韓国語ちょっと勉強してみたり、なにか学んで今後に活かそうと思っているんですがね。、、

周りの知人に聞いてもほとんどこんな生活みたい。もちろんPCを家に持って帰って働いている方もいるみたいだけど、みんなダラーっと過ごしている。日本みたいに(とはいってもニュースやSNSでしか見ていないけど)給付金がどうだ、保証がどうだ、やれマスクやら自粛疲れやらでフラストレーションが溜まっているということはあまりない。

というのもカナダ政府のCOVID-19に対する動きは迅速で的確だと国民が感じているからだ。日本人の自分からしたら羨ましいくらいに。

1番の懸念点である給付金から言うと、自分のように働いている事業所が閉まった労働者に対しては4週間に一度Canada Emergency Response Benefit (CERB)という給付金が支給されている。様々条件はあるが普通に働いて税金を納めていれば2,000カナダドル(約160,000円)が指定の口座に4週間に一度直接振り込まれる。これは短期外国人労働者である自分も対象だ。永住権保持者どころか多分ほとんどのワーホリ労働者や少数の学生ビザの人も当てはまっていて、生活の心配はない。

この他にも就学児がいる家庭向けの給付金や休業している企業向けのローンも打ち出しているし、家庭内の問題で困っている人向けのホットラインも増強、医療関係や福祉関係への追加投資、物資の調達強化、学生ローンも返還を延期したり、とにかく動きが早くて具体的。

最初はお金は大丈夫か、生活必需品は不足しないのか、医療は大丈夫かなど悩みや不安はたくさんあったけど、不安が積み上がる前にどんどん対応策を用意してきて、もはやあまり不安がないような状況。特に前述のCERBが申請後約2週間で自分の口座に入ったときには初任給のように感動した覚えがある笑

このような支援や政策のおかげで暴動も起こることなくみんな生活を送っている。最近はあったかくなってきたから周りのマンションのテラスで日光浴する人も増えてきた。バンクーバーの夏は短いのでこの時期になるとみんなビーチや公園で太陽を楽しむのが何より1年の楽しみなんだって。
それでもやっぱりみんな耐えて室内でquarantine(自己隔離)できているのはさっき書いた政策のおかげだと思う。もし時間があればYouTubeでカナダ首相のトルドーさんの毎日のスピーチを見てみてほしい。英語がわからなくても彼の熱意や誠実さが伝わってきて、正直自分も泣いてしまったことがある。この国にいられてよかったと心から思える。

自分のビザもあと少しで切れる。帰国日も決まってバンクーバー生活もあと1ヶ月。それまでにもう一回店のバーに立ちたいな。それが叶わなくても何かにつながることをしたり学んだりしたいな。

あ、ちょっとどうぶつの森のカブ価チェックしなきゃだから、この記事はここらで。




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