下澤悠太の奮闘記#4〜外的集中をより効果的に使えるようになるために、最近意識していること。〜
サッカーにおける適切な集中状態は周囲の影響に気づける状態である『外的集中』という話をしました。
そして、その外的集中を使える前提条件として『無意識』が重要だという話もしました。
ただ何でもかんでも無意識を作ればいいというわけではなくて、”何を”無意識にするかの部分がめちゃくちゃ大事だよね!という話もしました。
ということを踏まえて、最近僕が「外的集中がより効果的に身につけるために意識してみていること」について整理してみたいと思います。
外的集中を使いやすいタイミングと
使いづらいタイミング
まずは改めて、試合中の中で外的集中を使いやすいタイミングと使いづらいタイミングを整理することから始めてみます。
✔︎外的集中が使いやすいタイミング
・ボールと直接的に関わらなさそうな時
→オフザボールと言われるような状況
例)自分がいる場所とは逆サイドにボールがあるといった、ボールから遠い状況の時は、周囲の状況に気づきやすい。
また、ボールは自分の近くにあるけど、相手DFが自分のパスコースを切っていて、直接パスが通らなそうな時なども、周囲に意識を向けやすいタイミング。
あとは、スローインやゴールキックといった、一度セットしてプレーが再開する時なども外的集中が使いやすい。
✔︎外的集中が使いづらいタイミング
・ボールと直接的に関わっている(関わりそうな)時。
→オンザボールと言われるような状況。
例)自分がボールを持っているときや、近くにボールがあってすぐにでも自分にパスがくるかもしれないような時。
この時はボールに意識が向きやすいため、外的集中が使いづらくなる。(ボールを扱うことに慣れていない選手ほど、より周囲に意識を向けることが困難になる。)
ということを踏まえると、基本的にはどれだけオンザボールのタイミングで外的集中が使いやすい状態を作っておけるかが鍵になってくると思います。
では、どうすればそのような状態を"効果的に"構築するかことができるのでしょうか?
個人的には『周辺視野のコントロール』が大事なのではないか?と仮説を立て、現在進行形で試行錯誤していることです。
少しずつ本題に入っていきます。
『外的集中』には2種類ある
ここから先は
¥ 300
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?