ブラウブリッツファンドの総括
さっきnoteの下書きを振り返っていたら、
昨年自分が発起人となって企画させて頂いた
クラウドファンディングの総括があったので
今更ですが投稿させて頂きます。笑
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さて、遡ること4か月ほど前。
#ぼくらが今できること と題して
立ち上がったブラウブリッツファンドですが、
やっと落ち着いた感じがするので
この場を借りて総括をしたいと思っています。
まずは754名の方からご支援を頂いたことで
目標設定金額の400万円を超える
5,843,000円もの資金が集まりました。
本当にありがとうございました!🙇♂️🙇♂️🙇♂️🙇♂️....
4ヶ月前の自分に憑依して振り返ってみると、
僕は今年からプロサッカー選手という
スタートラインに立ち、
「よしここからだ!」
というワクワク感を胸に
開幕を迎えようとしていました。
しかし、
その矢先にコロナショックによって
日常からサッカーを奪われてしまいました。
サッカーがない生活は
サッカーを始めた時の小学2年生ぶりで、
たぶん世間的なサッカーバカのグループに
打ち込まれるであろう僕にとっては、
憂鬱な生活が続いていました。
ただ、冷静に考えてみると
憂鬱な気持ちを抱えて生活しているのは
決して僕だけではなくて、
試合を待ち望んでいる
ファン・サポーターの方々や、
経営困難に陥る可能性もあるクラブも
そうだろうなと容易に考えられました。
そこで僕は
「サッカーを奪われたサッカー選手に
問われる価値ってなんだろう?」
といったことや、
「僕が今できることってなにがあるかな〜」
と考えていました。
そんな矢先にこんなニュースを目にしました。
北海道コンサードーレ札幌さんの選手の皆さんが
報酬の一部の返納を申し出をして
その総額が1億円規模にも及ぶとのことでした。
率直にこの記事を見たときに
「素晴らしいな〜!!すげぇ!!」
と思いました。
ただ、どんなことでも一度疑ってみる
下澤悠太こと人間不信男は、
「あれ?なんかコンサドーレ札幌の選手達の
全員の力を合わせたら、
1億円以上の価値生み出せそうだな!」
と思ってしまいました!
#情報は疑うけど人のことはバカみたいに信じる
(今から小学生低学年レベルの計算をするので、
突っ込みどころは満載なのですが、
優しく見守ってあげてください。)
もし、
SNSのフォロワー=その選手のファン数
だと仮定した場合。
#絶対に違うんだけど
8月31日(月)17時の時点で
札幌さんの選手たちのSNSのフォロワーは
Twitter 172,324人 (選手14人の合計)
Instagram 3041,343人 (選手17人の合計)
だったのですが、
例えば
札幌の選手のファンである可能性が高い
インスタのフォロワーの総数の
3041,343人の方から、
「現在コロナの影響で
チームが経営困難に陥りそうです、、、
ぜひ支援をよろしくお願いします!」
というような形で
一人300円ほどの支援を募ったら、
単純計算で912,402,900円
9億円集まる計算になっちゃいました。
#なっちゃったんです
(ちなみにチャナティップ選手と
カウィン選手のインスタの合計が286万9千人)
#影響力
死ぬほど突っ込みどころはありますが
そんなことはどうでもよくて、
「おっ! これをうまく転用できたら
なんか可能性がありそうだな!」
と思い立ち、
色々と考えた末に
「あっ そういえば
クラウドファンディングあるじゃん!」
となったわけです。
#単純男
しかし、
ここでネックだったのが
自分が考えた時期にはすでに
多くのクラファンが立ち上がっていて、
各地で「助けてくれ!」という
SOSが叫ばれていました。
つまり、
多くのクラファンが
立ち上がっていることに比例して、
それだけ多くの人が
すでに支援をしている(お金を払っている)
可能性が考えられると思います。
そうなってくると
「ブラウブリッツ秋田を助けてください!」
という募金のような
ただ支援を募るクラファンにしちゃうと、
「助けたいけど、この前支援しちゃって
今 支援に回せるお金がそんなにないな...」
というように
支援金が集まりにくかったり、
もし支援して頂いても
その方もコロナの影響で
収入に困っている可能性もあり、
自分の身を削ってまで支援する
みたいな構図になりそうだなと思いました。
僕は誰かが我慢する世界よりも
みんなwin-winでみんな笑顔の世界に
興味を抱いているので、
「じゃあどうするか?」と考えた時に
何らかの価値とお金の等価交換であれば
気持ちよく支援してくれる人が
増えるのではないか?と考えました。
(購入型クラウドファンディング。
この判断が良かったのかどうかは
怪しいところですが。苦笑)
ブラウブリッツ秋田の価値の中で
分かりやすいのは「選手」だと思います。
つまり
選手が何らかの価値を提供することができれば
特にファンの方は気持ちよく支援してくれる
可能性が高いと思いました。
そこから
「じゃあ選手会としてクラファンを立ち上げて
選手1人1人に返礼品を考えてもらおう!」
と思い立って具体的に行動を始め、
紆余曲折ありつつなんじゃかんじゃした結果
ブラウブリッツファンドが
立ち上がることになりましたとさ。✌️
#後半の説明の雑さ
(なぜクラブとしてではなく選手会として
クラファンを立ち上げようと思ったのか
みたいな話はあとで)
この取り組みを通して
まず一番の感じたことは、
大卒一年目の僕の意見を聞き入れて頂いた、
岩瀬社長をはじめとしたフロントの方々や、
選手・スタッフの方々には
感謝の気持ちしかないなということです。
たぶん費やしたリソースと
得られた利益を考えると、
費用対効果は低かったんじゃないかなぁ〜
思っているのですが、
それでもこの企画を形にできたのは
多くの方々の協力があったからです。
本当にありがとうございました。
プロサッカー選手として
自分が存在できているのは、
自分の実力がどうこうという話以前に
今在籍させてもらっているクラブが
存在してくれているからだと思います。
そんな自分の小さい頃からの夢を
叶えさせてくれているクラブが大変な時に、
助けようと行動に移すのは
至極当たり前すぎる話だと僕は思っています。
#当たり前のことを当たり前のように言うやつはバカだと教わったことがあります
もちろん忘れてはいけないのが、
サッカー選手として
クラブへの一番の貢献方法は
ピッチ上で活躍して
チームを勝利に導くことだと思います。
そのために
日々トレーニングを重ねているわけですし。
しかし、ウイルスの性質を考えると
今後も新型コロナウイルのような
日常をガラッと変えるウイルスが現れ、
また僕らの日常からサッカーを
奪っていってしまうかもしれません。
そんな時にサッカーを奪われた
サッカー選手ができることって
ピッチ外のことでもありそうですよね?
この取り組みによって
何か大きく変わったわけではありませんが、
少しでもブラウブリッツ秋田に関わる人たちが
笑顔になるキッカケになったなら幸いですし、
この取り組みが
今後のサッカー選手としてできる
1つのロールモデルになったらなと思います。
皆さん本当にありがとうございました!
ということで
少しだけ話を変えさせて頂きますと、
やはりせっかくクラファンを
チャレンジできることになったからには、
少しでも多くの支援を集めた方が
クラブのためになると思っていたので、
「どうすればより支援が集まりやすいか?」
を自分たちなりに論理立てて
設計してみたのですが、
結果的には成功よりも失敗の方が
多かったと思っています。
その中で、
市販で売っているキャラメルぐらい
ねちっこい僕としては、
このまま失敗を失敗のままで
終わらせるなんて1ミリも考えていなくて、
経験という名の成功に変えてしまおうと
企んでいるわけです。
で、ここから先の内容は具体的に
「どんなことを考えて
この返礼品を設定したのか?」
「なぜこの金額にしたのか?」
それに伴い
「実際はどんな結果が得られたのか?」
「じゃあこの学びをどう次に繋げようか?」
みたいなことをまとめてみました!
ただ、ここからの内容は
あとで自分が振り返れるように
頭の中を整理しただけで、
「多くの人に見てもらいたい!」
というものでもないので
有料にさせていただきました。笑
#そもそも支援した後にゴリゴリのロジックを知りたい人ってあんまりいないと思う
では早速!!
仮説と検証を繰り返し前に進む!
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