見出し画像

ギブすることで見える景色が変わる

飛行機で移動する時は
毎回死ぬ前提で搭乗している下澤悠太です。
#アウェー戦の度に死を覚悟しています
#でも逆にただの移動でめちゃくちゃ幸せを感じれるよ


先日尾原和啓さんの
「あえて数字からおりる働き方」
という本を読みました!

この本は人生が100年時代になり
AIが仕事の半分を置き換える
と言われている中で、
どうすればそんな世界で生き残れる
「何者か」になれるのか?
ということを説いている本で、

そのためにもまずは
AIなどの代替え可能な"役立つ"だけの
スキルを持っている人ではなくて、

「他の誰かではなく、あなたに仕事を頼みたい」
というような
誰かにとって"意味のある存在"になろう!

そして、そうなるためにも
ギブ(与えること)をベースにした生き方をしよう!
ということを軸に
尾原さんの考えや取り組んでいることが
ふんだんに詰まった本でした!

この本を読んでいて
学ぶことがたくさんあったのですが、
今回は尾原さんの「ギブ」に対する捉え方が
とても勉強になったので
そこを深ぼっていきたいと思います!!


この本の中で
与えるというギブには2種類ある
と書かれていました。

1つは、自分の内側にある力で、
人にありがたいと思われること。

2つ目は、相手の視点に立って、
自分の外側にあるモノに
自分の思いを乗せてギブすること

サッカーで考えると
1つ目のギブは
自分がシュートを打ってゴールを決めて
チームを勝利に導き、
みんなから「ありがとう」と言われること。

2つ目の方は
「味方がどんなパスをもらったら
シュートが打ちやすいかな?」
と相手の視点に立って考え、
気の利いたパスをする
みたいな感じでしょうか?


そして、
この本書で定義されているギブは
2つ目の味方の視点に立って
気の利いたパスをする方のギブで、
それを踏まえてこのような文がありました。

”自分の外側”とは、
つまり自分にはないアイデアのこと。

たとえば、あなたが思いを寄せる相手に
なにか贈り物をするとき、
「花が好きだと言っていたから、
きっとバラを喜んでくれるだろう」
などと考えるでしょう。
もしあなたが花には疎くて
家に飾ったこともないのなら、
そもそも花屋に立ち寄ることもないはずです。
しかし、好きな人への贈り物のために
花屋に入ったあなたは、
彼女の視点に立って
”部屋に飾りたい花”を選んでいる
のです。
この自分にはない視点が
自分にはないアイデアです。
こうして自分にはない視点を
獲得していくのです。

この文を見て
自分が今まで考えていなかった
ギブの側面を知りました。

サッカーで考えると
1つ目の自分の内側にある力で
ギブしようとすると、
自分がこれまで練習してきたプレーや
自分の好きなプレーといった、
これまでの自分が経験したことがある
自分の発想の中でできるプレーしか
表現できない
と思います。
これでは成長速度が遅そうですよね。

そこで相手の視点に立ち
「どんなプレーをしたら
相手がプレーしやすいかな?」
を考えながらプレーすることができれば、
自分にはない新たな視点が獲得できて
プレーの幅が広がりそうです。


それこそ
たまに監督が本職とは違うポジションで
プレーさせることがあると思いますが、
これはまさにこの本で言う
2つ目のギブに繋がっていると思います。

違うポジションを経験することで
「いつも〇〇なパスを出していたけど、
本当は△△なパスを出した方が
味方はプレーしやすいんだな!」
と味方の視点でプレーできるをキッカケを
作ってくれると思います。
(あくまでもプレーしている本人が
そこまで考えてプレーしている場合にだけ)
#いろんなポジションでプレーできる選手が一番アイデアの宝庫説


ただ、これは僕の経験談ですが、
「ここは弱くパスを出したほうが
味方がプレーしやすいな!」
とか
「味方にプレッシャーがかかっているから、
ここにポジションを取ってあげよう!」
というように
全部が全部、味方の視点を考えながら
プレーしてしまうと、

味方のことばかり考え過ぎちゃったことで
今度は自分がプレーしやすい状況を
作ることが疎かになってしまい、
かえって自分の首を閉める結果になってしまう
ことがありました。笑
#ただのいいやつ
#だけど評価は下がる

(味方にプレッシャーがかかっていたから
助けようと近づいたけど、
かえって敵にマークされやすい
ポジションをとってしまい
そこでパスを受けた自分が
ボールを奪われちゃったみたいな)


なのでサッカーをする上では
「どうすれば自分がプレーしやすいかな?」
という自分主体のプレーを考えることと、
味方視点のプレーを
バランス良く取り入れられることができれば、
もっといい選手になれそうな気がしています!

選手一人一人個性は違いますし、
色々な選手の視点に立って
プレーしたら面白そうです。

それに味方の視点に立ってプレーすると
「お前と一緒にプレーすると
やりやすいんだよね!」
というような
味方からの信頼を得ることにも繋がるだろうし、

「どんなプレーをしたら相手が嫌がるか」
というような
相手が嫌がる視点もより見えてきそうです。



まぁこんな感じで
この本の学びをサッカーにも
転用していきたいと思っているわけですが、
個人的には日常生活でも
取り入れていきたいなと思っております。
#欲張り男

で、僕の生活を振り返ってみると...
「いや〜とりこぼしているな〜」
と思うことが多々ありました。苦笑

特に「プレゼントをする」
ということに関しては壊滅的です。笑

僕は誰かにプレゼントをあげたことが
たぶんほとんどない気がするのですが、
(#逆にその行動に希少価値がある) 

その理由としては
自分がプレゼントしてもらった物が
使わない(必要のないもの)だった時に、
捨てるという選択肢が
なかなかできない性格のため
困るな〜と思っていたことや、

そもそもプレゼントを何にするかを
考えることがめんどくさかったり、
仮に送るにしても
「とりあえずこの地域でしか買えない
限定物を送っておけばいいっしょ」
ぐらいの軽い気持ちで選んでいたと思います。
#どこかに穴があるなら入りたい

この本の中でも

例え相手が必ず喜ぶものであっても、
あなたの想いやストーリーが
添えられていないのなら意味がありません。

たとえば、
「女性なら誰でもグッチをもらえたら
嬉しいだろう」と差し出しても、
そこに”相手の視点でグッチを選んだこと”
”自分の相手への思いを乗せること”を
しなければ、意味がない

と書かれていました。#爆死


でもそんな僕でも
相手の視点に立って行動する時はあるんです。

例えばこうやってブログを書くときも、
現代の多くの人が長文を読むことが苦手だから、
少しでも読みやすいように
「どうやったら面白くなるのだろうか?」
ということを一応考えながら
書いているつもりなのです。
#であれば1番最初にやるべきことはそもそもの文章量を減らすこと


でもよくよく考えると、
実は受け手の視点に立って書いていても
そういえば自分のにはないアイデアを
獲得することには繋がっていない

と感じました。

どうやら受けての目線を立ったとしても
自分にはない視点を獲得することができない
場合がありそうです。

そこでちょっと
自分なりに分析してみました。

なぜ受けての視点に立って
ブログを書いているはずなのに
受けての視点を獲得できないのか?


考えられる理由は
2つあるのかなと思いました。

1.ターゲットは一人でなければならない

至極当たり前のことかもしれませんが、
受けての視点に立ってギブをして
その人の視点を獲得する時に大事なことは、
ペルソナ(明確なターゲット)を
一人決めること
だと思いました。

友達にプレゼントを渡すときは
明確なターゲット(友達)が決まっていて、
だからこそその人に簡単に憑依でき、
その人の好みや性格を理解した上で
プレゼント選びができると思います。

その結果として
「そういえば友達の〇〇は
こんな性格だからこれがいいよな!」
というように
自分にはないその人の視点を
獲得することができると思います。

しかし、
これまで僕がブログでやっていたことは、
一人の明確なターゲットのことを想像して
書いていたわけではなくて、

なんとなく
「こんな風に書いたらみんな面白いかな〜」と、
大勢に向けて書いていたと思います。

だからこそ
受けての視点にうまく入り込めず
自分にはない視点を獲得するまでには
至らなかったんだと思います。

2.ターゲットを明確に想像できるだけの
材料(知識)を持っておくこと

例えば自分の子供が
お世話になっている先生に
プレゼントをしようと思った時に、
実はよくよく考えると
その先生の性格や好みなどを
ほとんど知らなかったとします。

その時にその先生に視点に立って
プレゼントを考えることって多分無理ですよね?

なぜなら考えるだけの材料がないからです。

たぶん自分が好きなものをプレゼントするか
僕みたいに
「とりあえずこの限定品を送っておけばいいか」
ぐらいにしか考えられないと思います。

なのでもし
ギブをすることで
その人の視点を獲得したいのなら、
自分がある程度知っている人
(材料を持っている人)を
ターゲットにする必要がある
気がしました。

(サッカーで考えても
自分がシュートを打とうとした時に
「どんなシュートを打ったら
キーパーは嫌かな〜」
と考えようと思っていても、

1度もキーパーをやったことがなければ
なかなかキーパーの視点で考えることは
難しそうですよね。)

僕は昔から「みんなと一緒」という状態を
めちゃんこ嫌う性格であるため、
「誰もが知っている常識」とか
「いま流行りのもの」みたいなものを
意図的に自分の世界から
排除するようにしてきました。

(それこそ女性がグッチが好きなんて
知らなかったというか、 
グッチの名前は聞いたことあるけど、
どれぐらい凄いブランドなのかも
よく知らないのである)

ということを考えると
圧倒的材料不足の僕がまずやるべきことは
友達といった身近な人の好みを聞いたり、
20代男性はどんな事が好き、
今何が流行っているみたいな情報を
とことん仕入れることに
重きを置いたほうがよさそうです。

で、
それを踏まえた上で
今後ブログを書くときは
大勢に向けた内容ではなく、
ターゲットを一人明確に絞って
相手に憑依しながら書いてみたいと思います!

ちなみに今回は
読書好きな高校生のサッカー少年が
読みやすいように、
ちょっとサッカーの例を増やして 
書いてみました。


まぁそんな感じで
ギブをしようとすれば
自分の知らない世界を知ることができる

という考えを持って、
ギブをベースに生きていきたいと思います!

現場から以上でーす。


ブラウブリッツ秋田 下澤悠太

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?