レンガを積むように生きること
今思えばぼくが思春期を迎えたのは大学生の時だった。映画のInto the Wildに生き方の影響を受け、クーリエジャポンに載っている様々な起業家の言葉に影響を受けた。
もうすぐ32歳になるが「普通ではいられない。自分も世界を変え、ミッションに生きたい。社長になりたい。」という想いを漠然と心に残したままだ。こういった想いは自分を少しづつでも望む方向へ手を差し伸べるように生きるうえですごく大切なことだと思う。一方でこうした漠然とした理想を持つことはその理想に近づくということではない。
何かの動画でウィル・スミスが「何か大きなことを成し遂げるには、ビッグウォールを作るんだ、と言うのではなくレンガをひとつづつ積むことに集中することが大切だ」と言っていた。漠然とした普通への逃避や違うものへの憧れは自分を別の場所に連れてきてくれるけれど、理想に近づけてくれるものではない。真に理想に近づきたいなら、今の自分の人生を受け入れ、ある意味理想を手放し、普通に生きるということが大切だ。普通に生きるということはなにも、誰かにとっての平凡を生きるということではなく、今の自分の生活や人生に納得感を持ち、日々や今を大切にレンガを積むということにフォーカスすることだ。その毎日の行いこそが自分を理想に近づけてくれる。
さぁ理想を置いて、普通の毎日を生きよう。