今日も最初で最後。
おそらく2年ぶり。
久しぶりのライブ、舞台は武道館。
天井に大きく掲げられた日の丸が印象的だった。
今回のライブはTHE NINTH APOLLOとJMSに所属するバンドが出演する「今日も最初で最後。」というライブ。FOMARE、hump back、kotori、ハルカミライという計4組の錚々たるメンバー。
ゆっくりと照明が落ちて、一瞬の静けさ。
次の瞬間、耳でキャッチできる限界の音量でかき鳴らされたギターの音が飛び込んでくる。まるで大きな心臓が鳴っているみたいに、ドラムの音で体中が震える。低く響くベースの音がステージとの距離感を麻痺させる。眩し過ぎる照明でホワイトアウトした視界の中に、バンドスターの影だけが浮かんでいた。
これだよ、これ!!!!
懐かしいこの感じ。
ライブに来たんだと、強く実感した。
ハルカミライが、もう、本当にすごかった。
登場した直後に歌った「PEAK'DYELLOW」
音圧が違う。4人それぞれが思い切り声を出して、悪く言えば雑に思えるような歌い方なのに、それが不思議と一つになって聴こえた。
かと思えば、ずっとふざけてる。
スピーカーの上乗って飛び降りながらギターを弾いたり、他のバンドをいじったり。
普通のバンドはお客さんを盛り上げようとするけど、ハルカミライは自分たちの音楽を4人でただ純粋に楽しんでる気がした。純粋だからこそ、言葉に嘘がないから説得力みたいなものがある。
はい、震える。本当にかっこいい。
普段ふざけてるのに、こんな言葉も混ぜてくる。
これは、ずるい。
最後は1番好きな曲「ベターハーフ」
最高の一言に尽きる。激しいのに丁寧で、優しくて力強い歌声が本当に好き。この曲を、このバンドを武道館で聴けてよかった。
昨日のハルカミライの言葉を借りるなら、
「忘れたくない日」になったと思う。
ライブの名前にもある通り、毎日が最初で最後で、いつ終わるか分からない。だから、まあ仕事も悪くないけど、ずっと働いてるだけじゃ、やっぱりもったいない。コロナ禍で少し形は変わったけど、やっぱり人生に音楽やライブは必要だなと感じました。
ごちゃごちゃ色々書いたけど、何しろ最高でした!
一緒に行ってくれた3人ありがとう!