ほんの紹介『マネジメントスキル実践講座』
マネジメントの仕事の定義は色々ありますが、実態として何をしているかがわかりやすく書き出されています。そう言えばこういうことをしているのか!と自分の整理になります。曖昧でもやってしまうのだなと。オフィスでは自然とできていたけれど、リモートでできてないことは何か?見つけるのに役立つと思います。
マネジメントの仕事とは
①他者を通じて業績を上げる
②短期業績と中長期業績をバランスさせる
③組織、人、社会に貢献する
マネジメントの型
①すべての関係者の強みを知る
②やってみせて、真似させる
③問いかけ、耳を傾ける
④期待して、任せて、見守る
⑤正しく褒めて、正しく叱る
ジョブアサインメント
【1】目標設定
①先取り・仕掛け。自組織だけでなく、より広く事業全体、会社全体の戦略や今置かれている環境を見渡して、次にどのような仕事に着手するべきか、どのような活動が価値を持つのか、それを前もって考えておく
②期待値調整
③俯瞰的理解。自組織の目標を全社・部門全体と関連づけて理解しておくこと
④ジョブ・クラブティング。課せられた目標を自らの言葉で表現し直して、自己決定すること
⑤職務リスト化
⑥職務廃止
⑦成功ポイントと障害の想定
⑧下地づくり
【2】職務分担
⑨分配戦略
⑩職務の再編と統合
⑪ストレッチ
⑫最適マッチング
⑬手上げ誘導
⑭意義づけ
⑮工数・納期管理
⑯権限委譲
【3】達成支援
⑰進捗管理(モニタリング)
⑱見守り
⑲リアルタイム・フィードバック。進捗状況を見て、順調に進んでいるときに、簡単で肯定的な評価をして、前へ進めることを促す。承認のサインを出してあげることで、部下はこれでいいのだと安心し、その後の進捗にも拍車がかかる
⑳課題の予見
㉑側面支援
㉒育成的支援
㉓軌道修正
㉔引き取り
【4】仕上検証
㉕加筆修正
㉖完了確認
㉗ディスクローズ。素晴らしい仕事を仕上げてくれた部下がいたときに、マネジャーの管理している組織の外で、仕事の成果を広く紹介する
㉘反響フィードバック
㉙質と効率の評価
㉚成果検証
㉛改善指導
㉜内省
マネジャーの目指すこと
業績向上
・抱え込まない
・見えないところを大事にする
効率向上
・無理・無駄を省く
・投入時間にこだわる
人材育成
・任せて任せず
・外の視界を提供する
イノベーション促進
・先手を取る
・部下を舞台に上げる
モチベーション向上
・機会を与える
・貢献を称える
プロフェッショナルの定義
・専門知識(公式な知識)=わかる
・専門技術(再現可能性)=できる
・自律と自己責任(オーナーシップ)
・利他性
・職業倫理。誠実さ、真摯さ、自分の仕事に対するロイヤリティ
・絶えざる向上心
・信念=プロフェッショナリズム(プロとしての職業意識)
利他性と職業倫理なコンプライアンス、信念はイノベーションの起点となる
配慮型マネジメント
①関心
②補完
③支援
④環境