文字を書く練習をしてみたら
163日目
前から気になっていたのだが、
ついに始めてみたのが文字を書く練習。
ずっと自分の字が気になっていたのだが、
いつかいつかと思い、ようやく動きだした。
これが驚くほどにしっくりきている。
所謂の練習帳を買い、
小学生がやっているのと同じように文字をなぞり、身体に馴染ませていくのだが、
そもそも子供の頃は頭で考えずにただ書いていただけだった。
だから何も面白くはなかった記憶だけがある。
とりあえずやっておけばいいと。そこそこ汚くなければいいと。
今は、綺麗に書きたいという願望があるからこそ、
どこにポイントがあり、
それこそ書き順を改めて気にしたりなどを意識しながらなぞっている。
するとどうだ。
ひらがなの難しさ、
各文字のバランス感覚、
止めと払いの意識など、どんどん面白くなっていく。
この文字とこの文字は作りが似ているから、抑えところはきっと同じくだろうと考えたり、
真っ直ぐ引くものを歪ませてしまい、心が荒んでいるから真っ直ぐ引けないのかもと自問自答したり。
文字を書くということが、
その文字自体を綺麗にしていくことと同時に、
自分自身との対峙にもなっていることに気付いた。
なるほど。そういうことかと理解を深めながらなぞる文字練習は非常に楽しく、心地がいい。
これは実生活にも置き換えることが出来て、
なんとなく無意識で今までやっていたことが、
何故そうなっているのか、
どんなポイントがあるのかなど、より理解を深めていくことで身になる密度が格段に上がることに気づく。
練習帳を手にすると、今更こんなこと?と思うかもしれないが、
意外と侮れない文字練習であった。