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汲み取る

91日目

外国人は、YESorNOのハッキリとした性格。
日本人は、敢えてハッキリさせない裏の意味合いも感じさせる性格。

日本に住む外国人は、この裏の意味合いの理解に非常に苦労する。
で、つまりどう意味?と。
同じ言葉でも、一つの言葉でたくさんのニュアンスがあるのもまさにそう。
「大丈夫」は、断りの大丈夫なのか、問題ないことへの大丈夫なのか、全体を通じての判断として、大丈夫だったのか、大丈夫でなかったかのかなどがある。

ややこしいと言えば非常にややこしいし、
シンプルでないから分かりづらい。
それは全く同感。
ただニュアンスが多いことによって、
「汲み取る」というセンシティブな能力というか、アンテナを増やすことも出来る。
これは日本人特有の奥ゆかしさに直結する。

汲み取るも、
汲み取り過ぎて分からなくなることも、
バランス感覚と一種の経験値がないと判断するのは難しい。
例えるなら、
外国人の感覚が0または100の枠内での話なら、
汲み取る日本人は、
マイナスまたは200にも1000にもなる可能性を秘めている。

なぜ分かったの?
が、出来るのは汲み取ることが出来るから。
言わなきゃ分からないは至極当然だが、
言わなくても気づくプラスこそが当然のその先の汲み取ることが出来ること。

先読みに近い感覚が汲み取る。
〜したら、こう思うかな?
今こんな気持ちだろうからこう伝えるべきかな?
が、汲み取る。

時にはハッキリさせるのも大切。
そして時には汲み取ることも大切。
2つを上手に使い分け出来たら日本人の強みの一つになる気がしている。

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