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味のしないゴシップ
313日目
なんの旨味もないゴシップ。
例えその情報を知っても、驚くくらい何も得ることがない。
強いて言うなら少し会話のネタになるくらいだろう。
ゴシップの語源を調べてみると、
god(神)、sibb(親族)の言葉の組み合わせがgossipとなっている。
子供に名前をつける名付け親や、中世では助産婦さんを手伝う人のこともそう呼ばれており、
名付け親同士の話や、
出産を手伝った人がその子供がどのように生まれてきたのかをその村で話すという役割が時代を経て、噂に変わり、ゴシップという現代の意味に変わってきたそうだ。
つまりは身内に話す内輪話から始まっているということらしい。
他人の不幸は蜜の味。
という変なことわざもあるが、
他人の不幸の一体どこに蜜の味があるというのだと、個人的には思う。
YouTubeでは芸能人の暴露話で視聴数を集める人もいたが結局はいなくなっている。
やる方もそうだが見る方も見る方だ。
茶の間の情報番組で、
どのチャンネルでも同じようなゴシップが流れ続けていることに違和感を感じて欲しい。
統一教会も、
旧ジャニーズのことも、
たくさんの時間をかけて、何日も、それぞれの番組で流さなくていいのだ。
そういうことがあったという事実と、
なぜそうなってしまったのかだけをまとめてさえくれていればそれでいい。
我々は他に知らなくてはいけないことが山ほどある。
ゴシップなどの情報なんかよりも、はるかに知らなくてはいけないこと。
もっとそちらに目を向けなくてはいけない。
年明けの震災から10ヶ月が経ち、現場の現状は一体どうなっているのか、
世界で何が起こっているのか、
日本は世界からどのような見られ方、映り方をしているのかなど。
くだらないニュースを流している場合ではない。
本当に知らなくてはいけないことはなんなのか。
他人の不幸からは何もプラスは生まれないということ。
冷静になって考えるべきだと思う。
味のしないゴシップに意味などない。