言わぬが花
226日目
知らぬが仏。
言わぬが花。
の、それである。
言わぬが花だというシーンは他聞にある。
全くごもっともの内容だとしても、
そのタイミング、その伝え方をしない方がいい時。
ここでズレが生じると、ただ相手を傷つけるだけで伝えたいことの本意が伝わらない。
確かにいつか分かればいいだろうと、
今分からなかったとしても敢えてその状況を作ることでその雰囲気で気づかせたいということもある。
言わぬが花が決して全てではないが、
余計なことを余計なタイミングで言ってしまっている時の制御のためにこの言葉は非常に便利だと思う。
今伝えてもしょうがないこと、
無駄に傷つけても意味がないこと、
追い討ちをかけたところで何も生まれないこと、
自分自身が今言わないと気が済まないだけのこと、
そのような時に言う言葉は、言わぬが花のようなことが多い。
常に伝える、言うというスタイルは大前提持ったまま、
時には言わぬが花という瞬間があるということをまず理解することが大事。
正論だとしても、
言わぬが花は必ずある。
全てではなくても、相手がどう捉えるかを考えること。
その選択の一つとして言わぬが花は持っていたほうがいい。