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初めて親にお金を渡せた時
257日目
ほんの数年前。
初めて親にお金を渡せた時があった。
今までは、
余裕が無かったり、そこまで気が回らなかったり、
色々を理由にして、渡すことは無かった。
少しまとまった金額を頂いた際に、気持ちばかりでも渡したい、ようやく渡せるようになれたと、それが嬉しかったのを覚えている。
すぐに会いに行けなかったので、
書留で現金を送った。
すると一本のLINEが入った。
お疲れ様です。書留が届きました、一生懸命働いた分なのにありがとうね。感謝します。
ジーンとくるものがあった。
一生懸命働いた分なのにという言葉に。
確かに一生懸命働いたと思っている。
でも自分自身は、
一生懸命働いてくれていたそんな親のお金で育てられてきた。
自分が渡した金額など、それに比べればたかが知れている。
一生懸命働いた分なのにありがとうは、むしろ自分が言わなくてはいけないこと。
恥ずかしながら、
その言葉をもらった時に心から気付いた。
改めてちゃんと親に感謝しないといけないと。
そして、その事をちゃんと誰かに伝えていかないといけないと。