先ず隗より始めよ
318日目
中国の戦国時代、
「十八史略」に出てくる言葉。
その頃の日本は弥生時代にあたる。
言葉の要約は、
「事を始めるには、自分からやりださなければならない。人に言いつける前に自分が積極的に着手せよ」という意味合いになる。
まずは己がやりなさいという意味の言葉は、
遥か遠い昔からある言葉だったのである。
つまり、
時代変われどその時の人物のキャラクター性はいつの時代になってもきっとあまり変わらない。
口だけで自ら動かない人には誰もついていかないということ。
そしてこの人は口だけじゃないかと見透かされ、
ついてきているようで実は誰もついてきていない。
当の本人はみんなはついてきてくれていると思っている。
まるで裸の王様のような話だが、
現代でも普通にありそうな話は、
数千年も前の時代にもある話なのだ。
表現は違えど意味は同じ。
先ず隗より始めないと。