太 太/OTATA

太 太 事務所 https://yutrohta.studio.site/ https://www.instagram.com/yutrohta/?hl=ja 建築をつくること、考えることをしています。建築をとおしていろいろやってます。

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マガジン

  • 実務について感じた事

    実務について感じたことをまとめたやつです。

最近の記事

敷地という因縁

今日は建築設計の話。 2023年1月に約3年半続いたプロジェクトが引き渡しを迎える。 年月を考えると相当大きなプロジェクトのように思うが500平米未満の小さなオフィスである。 コロナもあって規模縮小など紆余曲折あった訳である。 僕にとってはいくつかの意味で特別に思入れ深いプロジェクトである。 プロポで勝ったプロジェクトであり初めての都内プロジェクトでありマネージメントをちゃんとした初めてのプロジェクト。 初めて尽であるが一番が敷地との因縁である。 話は約9年前に遡る。

    • HYO-BO

      □設計に至る経緯 施主であるBnAさんは全国でアートホテルを展開する会社で京都や高円寺にも面白いホテルを作っている。個室をアート作品化し、泊まることでアートを体験できる施設である。建築として実際に使用するので消防や施工上の問題をクリアするために、建築設計事務所が各部屋を担当するアーティストとコラボして作品をまとめていくというやり方。 今回は日本橋に出来た新たなBNAのホテルに携わる事が出来た。 https://www.bna-corp.com/ 僕は映像作家の上山悠ニさ

      • 実務で感じた事-実施設計編

        この記事はアトリエ系設計事務所で働く新人が設計事務所での実務経験を通して出会った出来事を忘れないようにまとめたノートです。 ベテラン設計者や組織設計の方からすれば常識なような事ばかりかと思います。自分の気づきメモとして残しておくようなスタンスで記載してます。随時更新 □そもそも実施設計とは 実施設計とはどんなものなんだろうか。実施設計をネットで調べると工事用の図面と出てくるが僕の理解は工事用の施工図を書くためのガイドラインであり、基本設計を肉厚し、工事費用を正確に積算するた

        • バンドやってたんだ。

          昔から作るという行為が好きだった。 小さい頃、ワクワクさんを見て、番組内容と全然関係ない工作をしている変な子供だった。 発明と題して掃除機に水を入れて再起不能にし、自分も母親に再起不能にされそうになった経験もある。 3歳頃の出来事だが割とちゃんと覚えているので相当怒られたんだと思う。 そんな僕が意識的に「何か」を作りだしたのはバンド活動だった。当時は高校2年生。 最初はドラムだった。何も考えずに叩いて叩いて叩いていた。 ある日、ボーカルがギターコードを組み合わせて曲を作

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        • 実務について感じた事
          3本

        記事

          小さな商店街に潜む後ろめたさの正体

          僕は設計事務所で働いている。 建築が好きだしデザインを通して社会と繋がれるこの仕事が大好きだ。 3.11以降あらゆる場所で人の繋がりの大切さについて話を聞く機会が増えた。建築業界もその流れを受け、これまでの窮屈な社会に適合した建築を見直すタイミングが来ている。  僕は今、「欅の音テラス」という建築で暮らしている。社会と建築に新しいつながりをつくろうという試みのある家だ。 僕はこの家で暮らしてから「後ろめたさ」を感じる事が増えた。 先日松村圭一郎さんの「後ろめたさの人類学

          小さな商店街に潜む後ろめたさの正体

          実務で感じた事-基本設計、計画系

          この記事はアトリエ系設計事務所で働く新人が設計事務所での実務経験を通して出会った出来事を忘れないようにまとめたノートです。 ベテラン設計者や組織設計の方からすれば常識なような事ばかりかと思います。自分の気づきメモとして残しておくようなスタンスで記載してます。随時更新 ◽︎計画、基本設計の大切な事 多くの人に共感してもらえるようなわかりやすくて魅力的なコンセプトを提案するのが意匠設計者として大切な作業であり、魅力的な計画にするにはこの風呂敷をどこまで大きく敷けるか考える必要が

          実務で感じた事-基本設計、計画系

          実務で感じた事-現場編-

          この記事はアトリエ系設計事務所で働く新人が設計事務所での実務経験を通して出会った出来事を忘れないようにまとめたノートです。 ベテラン設計者や組織設計の方からすれば常識なような事ばかりかと思います。自分の気づきメモとして残しておくようなスタンスで記載してます。 現場編 □ベテランの監督には細かい納まりの相談ではなく、やりたい事を伝えて一緒に考えるスタンスの方がお互い楽しめる。(もちろん相手による) □大きな設計変更する場合は工程のかなり前に伝え、実施図を書き直し伝える。(

          実務で感じた事-現場編-