The Boys−スキャンダル×ヒーロー
外出を控えるようにという異例なGWが始まりそうですが、如何お過ごしでしょうか。
あまりにも暇なので、今回はAmazonでおすすめのドラマについて書きます。
今回はこちら、
「The Boys」
オススメ:★★★★☆
ジャンル:ダーク、スキャンダル、ヒーロー
amazon primeで見れます。
まずは、作品の世界観から。
スーパーパワーを持つ超人(ヒーロー)と普通の人間が共存する世界。ヴォート社という企業が、そのスーパーヒーローたちを雇い、「ヒーロービジネス」を行っている。簡単に言うとヒーローの芸能事務所のようなところだ。芸能人のようなエンターテイメントや治安維持活動など幅広く行っている巨大企業。
おぉこれはヒーローのドラマか。X-MENみたいかな。
全・然・違う。
そんな正統派なヒーローストーリーではない。どちらかというと大企業の悪事を暴くスキャンダラスな話。
まず主人公は、普通の青年ヒューイ。
ヒーローではありません。。。
ヒューイには、彼女がいた。そんな彼女と普通に街を歩いていた時に事件が起きる。これがThe Boysのすべての始まり。
何かが一瞬通り抜けたと思ったら、彼女いきなり木っ端微塵になる。
え?
そうです。※ちなみに結構グロい描写があります。ヒューイが横を見ると、スーパースピードの能力を持つAトレインというヒーローがいた。彼が彼女にスーパースピードで衝突してしまったのだ。しかし、Aトレインは焦った様子で一瞬で逃げてしまう。
そんな憧れだったヒーローに彼女を虐殺されてしまったヒューイ、ある男と会う。
この髭の男、自称FBIのビリー。
この謎の男は、ヴォート社に恨みを持っているという。そして、ヒューイに彼女の復讐をしないかとと言い寄ってくる。
そこからヒーローへの復讐劇が始まる。
そうこれは、普通の青年と普通の髭オヤジの復讐劇のお話。
何が面白いのかというと、このヒーロー業界の権力闘争。
この世界で強いのは、スーパーパワーを持つヒーローではなくて権力を持つ人。つまり会社の役員や政府の高官。
ヴォート社含むヒーロー業界では、簡単に人を殺せるヒーローたちでも権力の前では従順な弱い存在として描かれている。
絶対的な力を持っているはずのヒーローが、とにかく権力に弱い。
ここが新鮮だった。
高速並みに早くても、銃弾を弾けても、空を飛べても、怪力でも権力闘争では勝てない。このヒーロー業界で生き残るには、ヴォート社で名を上げるしかない。そのためには、権力のある人に媚びて、会社の言うことを聞くしかない。
そんな権力闘争に勝ち抜いたヒーロー界の頂点にいるのが、The Seven。
7人の選ばれし最強のヒーロー。これはAKBのようにヒーロー順位のようなもので、そのトップ7位がそう呼ばれる。多くのヒーローがこのThe Sevenに入ることを憧れとしている。この地位と名声が欲しいが故に、ヒーローは会社の犬となって何でもするのだ。
絶対的な力を持つヒーローを世の中に産み出して、このヴォート社は何を企んでいるのか?そして、ヒューイたちはこの巨大企業の悪事を暴くことはできるのか?
あとこの髭オヤジがなぜヴォート社を恨んでいるのかも重要なポイント。
スキャンダル×ヒーロー
是非この新鮮な組み合わせのドラマ、「The Boys」見てみてください。
Amazonプライムで、season1が配信されています。現在、season2が制作されているらしい。
気になるなぁ〜
こういうスキャンダル暴露系の話って、見ている人の何かを掻き立てるドロドロさと痛快感みたいなものがありますね。何でしょうね。
スキャンダル暴露系だと「Mr. Robot」って言う、めちゃめちゃ面白い作品もあります。いつか触れたいなと。
つづく。