青山Sake Flea +Sake 出汁割のお酒と料理のペアリング
青山Sake Fleaというイベントへ行ってきました。
内容は全国の33の蔵元の120種類以上の自慢の日本酒を自由に飲み比べが出来るというイベント。
出店されていた酒蔵さんも素晴らしかったのですが、それはまた別のnoteとして書くとして
そのイベントの中に
「出汁割酒と料理のペアリングランチ」
という催しがあったので、それの話を書こうと思います。
今回は共同開催という事で、こちらの三名の方々が料理とお酒を選び、作り、提供してくれました。
・中村 和成 ( LA BONNE TABLE料理長)
・高崎 丈 ( JOE’S MAN2号店主)
・水原 将 (燗酒Bar Gats店主)
もう、日本酒好きの料理人からしたら
行かない手はない
と言うくらいの方々です。
事実、Twitterで見かけて即予約しました。
僕の参加した時間帯も当然のように満席でした。
それでは、内容を紹介していきます。
テーブルセットはこんな感じです。
洋食のシェフと和食のシェフがいるコースにふさわしいセットです。
そして、席に着くや否やGatsの店主さんが素晴らしいトークを繰り広げてくれました。
もはや、そっちのプロなのではないかと疑うほどでした。笑
司会業だけでも引っ張りだこになりそうです。
そんな中で運ばれてきた一品目がこちら
鶏のパイ包み
鶏、原木椎茸、蓮根、春菊などがパイの中に入っていて
付け合わせのソースは野菜と鶏の出汁を煮込み続けたものに野生の胡椒を合わせたものでした。
かなりピリッとする胡椒の香りも良く、とても美味しかったです。
そして、これに合わせて飲んだのが
にいだしぜんしゅ 純米原酒の出汁割
出汁は鶏が本気で成仏するくらいに煮込んでとったという物で、料理のソースにも使われているものでした。
これまた、美味し。
コツは出汁を温めてから、酒を入れ、理想の温度まで徐々に上げていく。とのこと。
酒と出汁を合わせてから温度を上げると酒臭さが出てしまうそうです。
割合は出汁8:酒2。
いつもは6:4らしいのですが、昼にその割合で飲むと酒が強く感じ過ぎてしまうようで、酒の割合を減らしたそうです。
つまりは、人の味覚というのは時間帯によって変わるので
「昼から酒を飲んでいるという背徳感から、アルコールを夜よりも敏感に感じてしまうのではないか」
という分析をされてました。
個人的には昼からアルコールは休日の定番なので、あまりに気になりませんでしたが。笑
続いて、2品目です。
鯖の味噌煮
良質の鯖を干物にし、それを味噌煮にして仕立て上げた一品。
ご自宅でやるときはノルウェー産の養殖の鯖を使うと脂ものっていて、美味しく出来上がるそうです。
干物の旨みと味の濃さが味噌の濃さとマッチして、これまた美味かったです。
合わせたお酒は
にいだしぜんしゅ 生酛 生酒の出汁割
出汁は鯖と野菜でとったコンソメスープを使用。
魚の出汁と樽酒の相性が良いそうです。
鯖の出汁を使った飲み物と鯖の味噌煮ですから、合わない訳がないですね。
同じ味が重なることでより強く味の感じられる組み合わせでした。
そう考えると、出汁割ってすごく理にかなってますね。
三品目はデザート
ミルフィーユと洋梨のオリーブオイルがけ
このミルフィーユのホワイトチョコレートには、日本酒が練り込んであり、ほのかに日本酒の薫る絶品デザートでした。
これだけで売っててたら買いたいぐらいに美味しかったです。
洋梨とオリーブオイルの相性も良く、一緒に飲んだお酒が
日本酒の洋梨の出汁割だったので、料理と出汁の味も重なり、最高でした。
ちなみに洋梨の出汁というのは、要するにシロップだそうです。笑
そして、そのメインの日本酒の名前を聞き忘れるという大失態を犯しました。
ただ、日本酒8:洋梨の出汁2の割合で作っていて、味わいとしては上質な果実酒を飲んでいるような味わいだったということだけは覚えています。
以上3品、僕にとって初めての出汁割でしたが素晴らしい体験でした。
これから研究していきたいですね。。。
実は、今回料理を作っていただいたLA BONNE TABLEさんは一度お邪魔したことがあり、その時もペアリングディナーをいただいたのですが、料理、酒共に絶品の数々で今でも覚えています。
日本酒もワインも交えて提供してくれるので、また改めて行きたいお店です。
Gatsさん、JOE’S MAN2号さんも近いうちに行きたいですね。。。
本当に素晴らしい経験でした。
読んでいただき、ありがとうございました。
では^^
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