あと5年もあった再雇用。でも辞めます。
こころの中で何かが〝バチン”と切れた音がした。
「後は、なるようになるさ」と思いました。
建前は「この職場のために、再雇用になっても一生懸命働きます!」
もちろん、このまま働き続ければ業務にも慣れてるし、収入も安定しているし安泰だ。
でも、本音は「今までずーっと誰かのために生きてきたし、ほぼフルタイムでやってきた。これからは、もう少し自分がラクになる働き方でもいいんじゃない?」
そんな、本音と建前のせめぎ合いは一年前から続いていました。
また一方では、辞めても再就職は果たしてできるのか?という不安も。
さらに、家業の倒産で負債を数千万円かかえ、完済したのは50歳前半。
なので貯金は、あるにはあるが微々たるもの。なかなか踏ん切りがつかない。
それが、吹っ切れたのは身体からのサインのおかげでした。
原因不明の動悸、蕁麻疹、軽い眩暈。
「何とかなるよ。少し休みなよー。きっと大丈夫だから。」という声がきこえた…。気がした、
思い出すと、19才から住み込み見習いで仕事をスタートして今まで突っ走ってきた。
あれから40年も過ぎて職業人生も終わりに近づいている。
今だに、この仕事が合ってたのかどうかなんて分からない。
でも、どんな時でも自分を助けてくれた仕事。
そんな職業人生に感謝しながら、一旦ここで区切りをつけよう。
きっと、疲れたんだと思う。「自分を自分で大切にしてあげてもいい」と思おうと思う。
こころと体を少し休ませたら、またぼちぼち歩きだそう。
いろいろなことにありがとう。