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今年の10曲(2019年)

毎年書いている、この1年で聴いた曲の個人的な備忘録。去年のはこれ

1. Floating Points - LesAlpx

Floating PointsのNinja Tune移籍1作目。

今年はモジュラーシンセをいじりはじめて音の好みがちょっと変わった気がする。この曲も以前ならなんとも思ってなかったけど今ならシンセマニアを唸らせるのがなんかわかる。Floating PointsのシンセマニアっぷりはRAのこの動画とか見ると面白い。Buchlaいい音するなあ...

2. パソコン音楽クラブ - hikari

ホームページが素敵すぎる2人組DTMユニット。略してパ音、というらしい。音源もいいけどライブもよくて、低音とか変わった音をゴリゴリ使ってくる感じがとても好き。関西に住んでる人がうらやましい。

3. 日食なつこ - お役御免

なんか中二病っぽい歌詞がいいなと思って繰り返し聴いていた曲。世の中の役に立ちたくないなーという気分になったときはこれをかけてほしい。

4. Four Tet - Teenage Birdsong

最近のFour Tetの曲は、はじめはなんかピンとこないけど、メロディーが変にキャッチーで耳に残りがちで、繰り返し聴いてるうちになんかいい気がしてくる、みたいなやつが多い(※個人の感想です)。こういうメロディーどうやって思いつくんだろう。

5. múm - Awake On A Train (2019 Remaster)

múmの結成20周年を記念してファーストアルバムがリマスターされた。原曲も好きだけど、低音が強調されてる感じがとても気持ちよくてもうこれはリマスターという次元を超えている。あと、このアルバム、HauschkaとかKronos Quartetによるカバー版とかも入っていて、高校生の時にmúmをジャケ買いしたせいで聴くようになった方向性の音楽が結集していて気絶しそうだった。めっちゃいい。

6. Apparat - Heroist

ドイツはベルリンのプロデューサー。Apparatは昔から聴いてたけど、歌もいいなと思って今年よく聴いてた曲。

7. Lafawndah - Daddy

Lafawndahの紹介は難しい。ele-kingのアルバムレビューには

このアルバムがおもしろいのは、(略)、参照先それじたいはじつに多岐にわたっているにもかかわらず、「多国籍」とも「無国籍」とも形容しづらいところで、そもそも彼女は国家という単位になど根差していないのだろう。

とあるけど、まさに。どこかにありそうでどこにもない感じが聴いていて不安になって、その着地点が見えない感じが心地いい気もして。

8. 中村佳穂 - Rukakan Town

中村佳穂の曲はどれも好きだけど、どれか1つ選べと言われればこの曲がいちばん耳に残った気がする。どことなくアイスランド音楽っぽい。

9. んoon - Gum

「ふーん」と読むらしい。公式サイトには

バンド名の由来は、感嘆(あるいは無関心)を表す日本語の擬態語「ふーん」から。(発音アクセントは「不運」と同じ。)「ん」は "h" であり、ハープのアウトラインでもある。

というなんかめんどくさそうな自己紹介が掲げられている。↓のMVのノリも歌詞も情報量が多すぎて受け止めきれないけど、「ふーん」という感じにじゃっかん引き気味で聴くと気持ちよく聴ける、気がする。ライブもとてもよかった。

10. Moe and ghosts x 空間現代 - 不通

好きなラッパーは?と聞かれると、男性ならBIKKE、女性ならMoe and ghostsのラッパー・Moeと答えることにしている。けど、Moe and ghostsは2016年の空間現代との共作「RAP PHENOMENON」以来活動しなくなってしまって、いつかライブで観れたらと思いつつ、もう観れないかもと思っていた。それが、8月14日、空間現代のライブを観に行ったらまさかのシークレットゲストで出てきて(!)、今年中の運を使い果たした気がした。この曲を生で聴けてよかった。また単独ライブしないかな...

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