「レシピと温度と挽き目と」
ずっと試そうと思って、中々検証ができなかったことを。
コーヒーをおいしく、適正に飲みたいと思ったときにまず着目すべきはレシピだと思います。
それはなぜか?
実際レシピがよくなくても、おいしいコーヒーをいれることはできますが、他の条件をいろいろと考えなくてすむからです。
料理を作るときに塩の量をレシピより多く入れてしまったら、砂糖や酢など何かで補完しないといけないですよね?
それと同じです。
通常私が最近使っているレシピは、
コーヒー豆 10g
お湯 150g
コーヒー豆 : お湯= 1 : 15
お湯の温度 85℃
挽き目 やや粗挽き
抽出時間 2:30〜3:00 落とし切り
です。
もちろん豆や焙煎度合によって変えてはいますが、初めての豆へのアプローチはこんな感じでいれてます。
今回は、それを敢えて使わずにやってみたらどうなるのかをちゃんとやってみようと思いました。
もしかすると、プロセスだけでは、失敗なのでは?ということを実際にやってみようと思いました。
コーヒー豆 15g
お湯 150g
コーヒー豆 : お湯= 1 : 10
お湯の温度 70℃
挽き目 やや粗挽き
抽出時間 4:00 落とし切り
です。
昔喫茶店のマスターに教えてもらったレシピを基に構築しました。
やや未抽出よりになるかなと想定はしつつ。
抽出は点滴目でお湯を落とし、お湯の温度が低いため、やや時間を長くしました。
通常のレシピの特徴は、渋さやエグさがなく、口当たりが滑らかです。
今回のレシピでは、明らかに渋さを感じ、酸味の強さを感じました。
そのため、濃さや強さが先行し、バランスの良さを感じることが難しかったです。
今回使った豆は中煎りで、バランスのいいタイプなので、その点如実に感じられたかもしれません。
喫茶店で教えてもらったレシピでいれていたコーヒーは、やや深煎りのものが多かったので、その点深煎りでやってみるとおもしろいかもしれません。
最初に述べましたが、今回のレシピでは、大きく豆とお湯の比率を変えました。
そこで大きな違いが生じたことは云うまでもありません。
しかし、今回わかったことは、このレシピが良くないということではなく、豆によって変わる条件や、他の条件を変えることで適正な抽出にもっていけるのではないかというヒントです。
このレシピでおいしい条件を探ってみようと思います。
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