「10分間で何杯のコーヒーをいれられるか?」
競技会に出ているといつも時間との闘いが出てきます。
例えば、コーヒーカクテルの大会はアイリッシュコーヒー2杯とシグニチャー2杯。
これを10分間で作っていくわけです。
最初に練習をすると、15分とかになり、もはや絶望しかなく、落ち込んだりもするんですが、、
やり込んでいくと自ずとこれが9:30〜10:00以内に収まっていくんです。
お店の提供でも同じことが言えると思います。
目の前でお客様は待っているので、提供は早い方が望ましいです。
ただ、提供が早いに越したことはないのですが、大切にしなければならないのはクオリティーです。
自分にとっては何杯かの一杯に過ぎなくても、お客様には気分を左右する一杯になり得るからです。
そのためにも忙しくてもいつもの「いい」状態をキープする練習をすべきです。
お店では、自分一人でつくることもあればそうでないこともしばしば。
そういうことを考えると、チームとして、この人が今何をしていて、自分はどういうふうに動くべきか、何をすべきか、考えることも大切になってきます。
忙しいときほど、これが必要になってくるように思います。
ときには声をかけたり、指示したり。
慣れてくると無言で全部のワークフローが進んでいって噛み合ったときは楽しいなって思うんですが。
そういう動きのできるチームっていいなと。
そうすることで、早く、クオリティーもよく、おいしいコーヒーを作っていくことができるようになるんですね。
一人でつくることのできるコーヒーの量は限られていますので、バリスタは、一人のスキルも大切ですし、チームワークも大切な職業だなぁ、と実感した一日でした。
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