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「排気はなぜ大切なのか?」


⁡排気を考えるときに大切なのは、排気ってどんな作用があるのかを知ることです。

フジローヤルのマシンではダンパー、プロバットは後ろのついたて、ギーセンはPaなどなど。

焙煎機特有って思われがちですが、要はフライパンに蓋をするようなもの。

例えば、鍋に水をはってじゃがいもを煮るとき、鍋の蓋をした方が早く火が通るか、そうでないかということと同じだということです。
当たり前ですが、同じ火力の場合、前者の方が早く火が通ります。

それは、釜(鍋、フライパン)の中にどのくらいの気圧を蓄えるのか、「仕事」によってどのくらいコーヒーに熱を伝えるのか、が大切になってくるということですね。

もちろん排気を閉めたからといって、完全に密閉されることはないのですが、閉めれば閉めた分、ある一定までは熱を伝えやすくなります。

グリーンで、未発達になりやすいときはやや閉めるとそれが解消されます。

しかし、閉めすぎて、熱を伝えすぎると過度の水分蒸発により、口当たりがざらざらとして粗くなります。

グリーンな印象は浅煎りに、口当たりが粗くなるのは深煎りに多いですね。

排気によって、コーヒー豆の中心部の色合いまでイメージして焼くと焙煎による阻害要素を出さずに焼けるようになります。

是非意識して焙煎してみてください。

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