なぜを伝える!現代の子供たちを指導するポイントとは

現代の子供たちを指導するポイント

現代の子供たちを指導するうえで、大切なことの1つは「なぜ」を伝えることです。

一昔前であれば、「これをやれ」や「あれをやれ」で子供たちは素直に従ってくれていました。というのも、当時の社会には「努力をして辛いことを我慢すれば何か良いことが将来待っている」というような概念が存在していたからです。

しかし、現代はそのような概念は崩壊してしまっています。これは、子供たち自身も「努力しても成功するとは限らないし、辛いことを我慢しても必ずしもあとで楽しいことがあるとは限らない」ということをなんとなく感じているからかもしれません。

もちろん、努力すればある程度の成果は出ますし、辛いことを我慢して取り組んだ時の達成感というものも存在します。ただ、昔と違うのは、メリットを明確に子供たちに伝えておかなければ、子供たちは動かない時代になっているということです。

例えば、ポゼッションのトレーニングをするとしましょう。ここでのメリットとは「このトレーニングをすると将来ヨーロッパの競合チームのような華麗なパス回しができるようになる」「ボール保持率が高くなって試合中疲れなくなる」などといったことが挙げられると思います。このメリットをトレーニングを始める前に一言伝えておくだけでも子供たちの取り組み方が変わってきます。

また、トレーニングのポイントは途中でゲームを止めて伝えればよいと思いますが、メリットを初めに伝えておくときとおかないときとでは子供たちの取り組み方が全く違うのではないでしょうか。トレーニングの質をあげるために必要なのは強制させるような「命令」ではなく意図のある「説明」ではないでしょうか。

注意すべきなのは、トレーニングの前の説明が長すぎると子供たちは飽きてしまうということです。いかにメリットを簡潔にテンポよく伝えられるかということも指導者には求められます。そのためには事前の準備が大切であり、トレーニングの前にはメリット、ポイントなどをノートなどにまとめておく必要があるでしょう。

具体的なポイント:

  • トレーニングのメリットを簡潔にテンポよく伝える

  • メリットをイメージできるような言葉をかけてあげる

  • ポイントはトレーニングの最中にフリーズして伝える

  • トレーニングの前にメリット、ポイントなどをノートなどにまとめておく

結論:

現代の子供たちを指導するためには、メリットを伝えて子供たちのモチベーションを高めることが大切であると考えております。

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