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片付けがとても苦手なひとへ  (レベル1→2)

 こんにちは、はじめまして。わたしは片付けがとても得意なので、片付けがとても苦手のひとへ、これから何か助けとなるメッセージが書けたらと思っております。

 なお、ここでの片付けとは、掃除や洗濯も含む、日常的に生活空間をキレイに整えるということを指しております。

 どんなことでも自分を変えて何かを始めるためにまず考えるべきことは、「何が一番最初の簡単なステップ(以下、これをベイビーステップといいます)か?」を問うことです。

 もし、きれいな部屋を維持したいなら、日々片付けをしていく必要があります。
 なぜなら人間は生活しているだけで周りの環境を汚していくからです。

 ここでわかりやすく、片付けがとても苦手なひとの状態、具体的には

・気づいたら部屋が散らかったり汚れたりしており、かつ
・その状態を特に問題に感じない

のような状態、これを片付けレベル1と定義します。

 レベル1のひとは、ほっておくと必ず部屋が散らかり、部屋がきれいになることはまずありません。

 さて、部屋をきれいにするための手段としては、
・他人に片付けてもらう
・自分で片付ける

 の2つ、つまり人間が行うしかありません。現状、ロボット掃除機が一部の床の掃除をしてくれることがあっても、洗い物や洗濯など、部屋全体の片付けまではしてくれないからです。
 
 前者は家族に片付けてもらうことや家事代行が手段に当たります。
では、前者の手段がとれない人は後者しか選択がないわけですが、その場合、レベル1からスタートする人は何がベイビーステップになるでしょうか?

 私のおすすめは、レベル1.5
・部屋が汚いことが嫌だなぁと少し感じる

という状態になることです。ここがスタートです。片付けのモチベーション(動機)は「部屋が汚いことが嫌だ」というような気持ち(マインド)が基本になります。これが今回強調したい知識です。

 彼女や友達が部屋に来る人は、その人たちに自分の部屋が汚いとどう思われるかが気になる、なども動機になります。
 しかしながら、片付けが得意なわたしのおすすめは、自発的な動機、つまり「自らの(部屋に対する)感性により、望んで片付けを行いたい気持ち」を持つことです。なぜならその方が片付け自体を好きになり、息をするように部屋をキレイにしてゆける可能性が上がると思うからです。

 上記の状態をレベル1.5としましたが、「少し」と入っていますので、これでは行動にはつながらない程度のモチベーションと定義できます。つまり、レベル1.5は片付けが進められない状態であり、まだ片付けがとても苦手なひとに当たります。
 ところで、レベル1のひとはそもそもこの文章を読んでいないと思いますので、本稿はレベル1.5以上のひとを対象に書いております。

 ここでやっと登場するレベル1.5のひとが片付けを進めるためのベイビーステップ、レベル2の状態とは
【レベル2】
・汚い状態であることが「とても嫌」だと感じる箇所が1箇所以上ある
ということになります。

 「とても嫌」というのはその汚れを排除したくなり、実際に排除することができるという意味になります。したがって、レベル2のひとは自分が「とても嫌」と感じる箇所を少なくとも定期的に(自分が許せる程度まで)キレイにすることができます。

 結局片付けができるかどうかって気持ち(感性やマインド)の問題なのか? 
と言われると、はい、その通りです。

 なぜなら、片付けという行為自体は決して難易度が高いものではなく、単に物体の移動や汚れの除去で済むからです(肉体的に不自由がある場合を除きます)。
 つまり実行可能性が問題にならず、動機だけの問題と捉えることができる行為だからです。「忙しいからできない」という状態は、単に他の行為と動機の大きさを比較した結果に過ぎませんので、片付けそのものの難易度を表すものではありません。また、片付けるためのノウハウ的な知識も、マインドに比べればさほど重要ではありません。

 以上からお伝えしたいことを一言でいうと、どの程度キレイ好きかどうか(=汚いことが嫌いかどうか)、がそのひとの片付けのレベル、ひいては部屋のキレイさの度合いに繋がるということになります。

 実際に片付けができずに部屋が汚れているひとは、この「汚いなあ」というふうに感じる「感じ方」や、「感じる頻度」が低いから気づいたら部屋が汚れていたり散らかっているのではないでしょうか?

 この点については、一度自問自答して検討されることをおすすめします。

 さらに階層が奥の問題は、なぜ「汚い」と感じる感じ方や頻度が低いのか?という問いになるのですが、それについては別の回で書きたいと思います。

 この回でお伝えしたいことは、部屋のキレイさは自分のキレイ好きレベルの現れであるというひとつの事実についてです。

 それではまた次回に続きます。


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