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岡田彰布ほどタイガース愛に満ちた人は今後現れるのか?

阪神タイガースの2024年シーズンが終了しました。

私と阪神タイガースの関係と言えば「生活の一部」「黄色い血が流れている」「カレー好き」といったところでしょう。

物心ついた時から、いや、知らぬ間に球団の帽子を被せられ、ユニフォーム柄のシャツやパジャマを着ていました。

まぁ、親からの「洗脳」みたいなものにも思えますが、このチームは強くても弱くても応援したくなる何かがあります。それを言語化して説明する事ができないです。勝っても負けてもシーズン中はテレビや動画配信などで応援している自分がいます。

私の普遍的なタイガース愛などどうでもよく、特にこの2年間は特に岡田監督の魅力を感じたことと、岡田彰布を超えるタイガース愛に満ちた人はいないと感じました。

なんといっても選手として、監督して日本一を経験したのはこの方だけでもあります。(まぁ、日本一が2回だけというのが大きいです)

物心ついた頃より父に連れられて、阪神の関係者や選手と関わり、野球を教えてもらって、高校、大学を経て6球団競合でタイガースに入団してしまいます。

プロ野球選手になる事は困難な道のりではありますが、意中の球団に入り、そこから活躍出来ずに引退する選手も多く居ます。

入団してもサードには掛布雅之が居て、学生時代のサードは守れず、ましてや入団した時は出場機会も少なかったのですが、そこからセカンドのポジションを勝ち取ってシーズン終了には新人王を獲得しました。

そして85年の日本一の中で語り継がれるバックスクリーン3連発では、自分の打球が一番飛んでいたとさりげなく負けず嫌いを主張しています。

そこからは優勝争いすることはなく、出場機会を得られずに呼んでくれた仰木彬率いるオリックスへ移籍して、外からタイガースを見る時間を過ごして、再びタイガースに戻ってコーチと監督で優勝を経験しました。

08年で監督を辞任し、解説者を経て昨年から監督に復帰して昨年の日本一は記憶に新しいですが、仰木彬、野村克也、星野仙一との関わりで得た経験とタイガースは甲子園でこういう野球をするという構想を持って取り組んでいたのは大きいと思います。

記者へのコメントで選手やコーチの批判が記事になる事がありますが、コメントの内容に愚痴や言い訳は一切なく、選手が成長するためのヒントが残されていました。

今年は優勝する事ができませんでしたが、この投手成績と打撃成績で2位まで持っていく采配は、甲子園を活かした岡田野球の集大成でした。

もちろん新監督には期待しかありませんが、この阪神タイガースというチームはファンが全て監督で評論家で、ましてや練習での柵越えの距離や本数であったり、バットをへし折っただけで一面記事にする関西スポーツ紙のプレッシャーは計り知れません。

そんな中、2年間で日本一と優勝争いをした岡田彰布は今後のタイガースへの「道一筋」を示したのではないでしょうか?

果たして、岡田彰布を超えるタイガース愛に満ちた人は出てくるのでしょうか?

この声が岡田彰布に届くことはありませんが、本当にありがとうございました。そしてお疲れさまでした。

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yutakazu/想創家
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