3つのプロとは? - 「東京のプロ」、「東京追いのプロ」、そして「地方のプロ」 -
「3つのプロのあり方とは?」と、考え続けています。
まず、「東京のプロ」は、いくらでもおられます。東京の様式を追求する人々です。
次に、「東京追いのプロ」も、いくらでもいらっしゃいます。東京のマネを煽り、各地が東京のコピーになります。
だが、そもそも「地方のプロ」とは?と考えますと、飯田では相次ぎお会いできた思いですが、全国を見渡すと、まだまだ大変希少かもしれません。
「地方のプロ」の概念は何で、どうしたらなれるのか?
少なくとも、東京追いを煽る言動は決してせず、その人が住む地元の文化や歴史、さらに地元の人々の考え方に精通し、地元ならではの価値を伝えたり、創造できる人ではと、私は思います。
「地方のプロ」は、単にアウトドアライフ等、田舎が好きな人という表面的な意味ではないと思います。
「地元らしさ」に徹底して、プロとしてこだわり抜きます。
当然ながら、稼ぎを促すだけでは到底不足しており、文化や自治という「土づくり」に踏み込めていなければ、東京追いのプロに留まります。
東京追いでは、日本の未来はないのは明らかです。
東京出身の私が申すので、角は立たないと思いますが、東京に哲学なんてありゃしません。
明治維新以来、東京にあるのは、お金と権力で地方を指示する手法です。
地方の哲学を、もしまだ無文字の場合は文字化し、増幅できる人が「地方のプロ」ではと思います。
「地方のプロ」が各地に増えるほど、暮らしやすさや、生きやすさが広がり、日本社会は持続性を高められ、日本は真の先進国になれます。
「地方に住まねば、日本を真の先進国にする仕事はできない」とすら、私は思うようになりました。