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デモが起きない国、日本

Black Lives Matterや香港の民主化等のデモのニュースは聞くが日本では大規模デモが発生している感じはしないし、自分自身も参加したことがない。なぜそのようなマインドセットになっているのか、ふと思い、リサーチしましたので共有します。

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過去にも1960年代だが安保闘争等のデモを日本は起こしているので今まで全くなかったわけではない。現在、日本がグローバルに比べ、デモが行ってない状況。日本語サイトでは良い理由が見当たらなかったが英語サイトに共感する文章があったので4点抜粋いたします。

1 オンライン上で抗議をしているから

"I think there are plenty of people who are interested in political or social issues and they are taking their protests online, to websites like change.org or promoting consumer activism," she said.

change.orgの影響力をまだ個人的に実感したことがないため、納得感がありませんが、、

2 デモに参加する時間がないから  

"I have opinions on issues, but everyone is too busy trying to get by, with studies or a part-time job to pay for university, that there is no time to take part in movements or protests," said Issei Izawa, a second-year student at a university in Tokyo.

これはデモを起こさない、参加しない直接の理由にはなり得なそうですが、、、

3  デモに参加すると将来の仕事に影響が出そうだから

"I see a lot of middle-aged men working at 24-hour stores who have probably lost jobs that they thought were safe until their retirement, and now their futures look very uncertain, especially if they have a family," he said.
"I do not want to get involved in anything that might cause trouble as I have to think about my future."

これは一番納得感はあります。大企業においては終身雇用、年功序列制度がまだ色濃い社会の中、政府からの圧力によって、デモの参加に対し、解雇を命じなければいけなくたったり、昇進のスピードが遅くさせたりすることはありえるので、それを避けたいという気持ちがあるのでしょう。

4  親世代が既に大規模デモ起こした世代ではない

"These were the people who grew up during the years of Japan's 'bubble economy' after the years of demonstrations and violence, so they were satisfied with the new status quo that emerged in Japanese society."

日本が激しいデモを起こしていたのは1960年代であり、その後バブル(1986年〜1991年)が起き、その時日本はその状況に満足していた。20代の若者たちの親は、現在は恐らく40歳〜60歳とかであり、その方々が20歳の頃は20〜30年前くらいであるので、1990年代。そのころはデモもあまり起きてないので、あまりデモを起こす、参加するという教育はされてきてないまま育っていることも納得感はあります。

SNS等でグローバルの情報は取れる時代なので、今後考え方は変わるかもしれませんが、内向きな国なので、あまり傾向は変わらない可能性は高いかもしれません。


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