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Extender EF 2X III でアメリカ社会を切り取ってみた

 今、アメリカでは、ミネアポリス近郊で白人警察官の不適切な拘束方法によって黒人男性が死亡させられた事件によって、コロナ禍は吹き飛び、人種・人権モードの突入してしまいました。私が住む街でも、平和的なデモ隊が週末に抗議活動を行なっています。この抗議活動は、アジア人である自分も人ごとではないと感じつつ、しかし米国の複雑な背景を十分に理解していないので簡単に批評できる立場ではありません。とりあえず、この活動を記録に留めておこうと、EOS 5D mark IVにEF 24-70mm f/2.8L II USMとExtender EF 2X IIの組み合わせ、そしてEF 16-35mm f/4L IS USMを持ち出して撮影しました。

 EF 24-70mm f/2.8L II USMとExtender EF 2X IIの組み合わせでは、シャッタースピード優先にして、被写体ブレが起きないようにする必要がありますね。下の黒いシャツの女性写真は、ISO感度100に固定してPモードで撮影したら、F値5.6、シャッタースピードが1/100でとなりました。 シャッタースピードが遅かったので、被写体ブレとなり甘くなってしまいました。

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 下の写真は、ISO感度をAUTOにして、シャッタースピード優先で1/2,000で撮影しました。ISO感度は1,250です。

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 この活動が終わった後、多くの人がプラカードを持って歩いて家に帰っているのを見たので、このデモ活動に参加している人は、おそらく近くの大学生や近所の人が中心となっているのではないでしょうか。

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 抗議活動している場には、それに対する反対の立場の人もいて、プラカードを挙げて対抗しています。この文章を読んだだけでは、何がポイントがかよく分かりません。

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 この男性に対して、デモ隊はかなり怒りを示していました(下の写真)。EF 16-35mm f/4L IS USMでの撮影です。もっと下から煽って撮ればより迫力が出たかもしれません。ちなみに黒人男性の指は人差し指です。安心して下さい。このデモ隊は、リーダーがちゃんとコントロールしており、品の無い行動は無かったです。

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 そもそも何でここで抗議活動をしているかと、デモ隊を撮影していたカメラマンに聞きました。このカメラマンもEOS 5D Mark IV使いで、あった瞬間から仲間意識が芽生えました。彼いわく、ここには南北戦争の記念品を売っているWildman's shopという地元では有名なお店があるからだそうです。このお店は、奴隷制度を支持した南郡(アメリカ連合軍)の旗を掲げ、南部連合軍の骨董品や、KKK(白人至上主義団体)と関連する商品を販売しているようです。つまり、黒人にとってはとんでもないお店ということを教えてくれました。私は、普段この店付近を散歩しており、ただならぬ雰囲気のお店で、南北戦争に関する品を売っているということは知っていましたが、それ以上の知識はありませんでした。今回のBLM活動において、ここがアイコニックな場所となったということです。デモ隊に対して道路を挟んで反対側にある建物がそのお店です(下の写真)。

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 今回、EOS 5D mark IVにEF 24-70mm f/2.8L II USMとExtender EF 2X IIの組み合わせで撮影をしていたら、その大袈裟な装備から完全にメディア関係の人と思われていました。デモ参加者の数名に「そのカメラ、凄いね」と声を掛けられました。カメラがデモの参加者とのコミュニケーションを作ってくれたと、とても感謝しています。


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